将棋
藤井聡太棋王 棋王戦第四局を制し防衛 戦型は角換わりを目指す先手・伊藤匠七段に対して、角換わりを拒否した藤井棋王。先例の少ない出だしから未知の領域に入っていきます。飛車先に銀を繰り出し銀交換に成功した先手でしたが、その後の銀の打ち合いでいい…
盤外でどうしようもないことに直面して絶望した これは、前期のA級順位戦・永瀬拓矢戦をマスク不使用の理由で反則負けとなったことを指しているようです。不服申し立てまでしたけれど、結局裁定は覆らなかった。確かに、A級に限らず「順位戦」というのは将棋…
「将棋界で一番長い日」と言われるA級順位戦最終局 2024/2/29 「将棋界で一番長い日」と言われるA級順位戦最終局が静岡市・浮月楼で一斉に行われました。この最終局が始まる時点でトップは6勝の豊島将之九段。追うのは、菅井竜也八段と永瀬拓矢九段の二人で…
第一局は持将棋となり、勝敗が付きませんでした。藤井棋王の先手番だったので、持将棋に持ち込んだ伊藤匠七段が気分的にはややリードしたかに見えました。 研究通りの序盤 そして本局・第二局も途中まで同じ手順で角換わりとなり、両者の研究通りに進んでい…
藤井聡太八冠と最高勝率を争う藤本四段 中原誠十六世名人の持つ最高勝率記録は、47勝8敗 .8545 現在、この記録を上回っているのが、ご存じ「将棋界の若き帝王」藤井聡太八冠。そして、何とそれよりも高い勝率で勝ちまくっているのが、「超新星」藤本渚四段な…
2/12現在の藤井聡太八冠は .857 中原誠十六世名人の持つ最高勝率記録(47-8 .855)を上回っています。 しかし、2/10の朝日杯決勝で永瀬拓矢九段に敗れたため、藤井聡太八冠 (42-7 .857) となりました。あと一敗すると、負け数で中原誠十六世名人が記録した時の…
藤井聡太王将が連続20期タイトル獲得の新記録達成 東京都立川市で開かれていた第73期王将戦は、藤井聡太王将が挑戦者・菅井竜也八段に4連勝して防衛。タイトル20期連続となりました。これは大山康晴十五世名人の持っていた19期連続タイトル記録を更新するも…
結果は持将棋(無勝負・引き分け) 2/4(日)富山県魚津市で行われた、藤井聡太棋王対伊藤匠七段の第49期棋王戦第一局。何と持将棋になりました。 持将棋とは 双方の玉が相手陣に入って詰めることが出来ない状態で、所定の条件を満たしている場合、両対局者の合…
藤井聡太八冠 史上最高勝率を目指して快走 (2/1現在) 現在、王将戦で菅井竜也八段の挑戦を受けて3-0とリードしている藤井聡太八冠。 中原誠十六世名人の持つ最高勝率記録(47-8 .855)を上回っています。 1/16までの記録については、前編をご覧ください。 fuki…
菅井竜也八段・向い飛車も及ばず ここまで叡王戦から三間飛車で戦ってきた菅井八段。今回は趣向を変えて、向い飛車です。 終局後のインタビューでは「これまでずっと同じ戦型が続いていたので、違うことをやってみようかな」と語っていましたが、三間飛車で…
第73期王将戦第二局 居飛車穴熊対三間飛車ダイヤモンド美濃 藤井王将が一日目から優勢に 一日目昼食 一日目午後 二日目午前 二日目昼食 早い終局 第三局の展望 第73期王将戦第二局 居飛車穴熊対三間飛車ダイヤモンド美濃 藤井王将が一日目から優勢に 後手番…
中原誠十六世名人の最高勝率記録は? 1967年に中原誠五段(当時)が記録した.855 (47-8)がこれまでの最高勝率記録。 この記録は、今まで破られていません。逆に言えば、これ以外のほとんどの記録は、藤井聡太竜王名人が、塗り替えてきたということです。将棋界…
佐藤天彦九段 振り飛車で佐々木勇気八段との順位戦に勝利 佐藤天彦九段の直近7局の戦型と成績 佐藤天彦九段が振り飛車を連採 6連勝中 佐藤天彦九段が振り飛車に対する思いを再び語る ふきんとうのコメント 佐藤天彦九段 振り飛車で佐々木勇気八段との順位戦…
第73期王将戦 第1局は1/7,8 藤井聡太王将に菅井竜也八段が挑戦する第73期王将戦。1/7(日),8(月)に栃木県大田原市・ホテル花月で第1局が行われます。藤井聡太王将がこの番将棋を制すると、20期連続タイトル獲得となり、大山康晴十五世名人の持つ19期連続タイ…
佐藤天彦九段12/8も振り飛車で勝利 最近、振り飛車をよく指している佐藤天彦九段。12/8のA級順位戦6回戦・広瀬章人九段戦でも後手で四間飛車を採用。逆転勝利でA級残留を目指します。その対局後のインタビューで天彦九段が振り飛車を採用している理由を語っ…
作家をやめた百田尚樹さんはYouTuber 百田尚樹さんと言えば、やはり『永遠のゼロ』が有名でしょうかね。流行作家だったと言っていいでしょう。「だった」というのは、ご本人が、「自分はもう作家はやめました。今は、YouTuberと呼んで下さい」、と繰り返し言…
中原誠十六世名人のプロフィール 中原誠十六世名人は、1947年鳥取県生まれ。生後一ヶ月で宮城県塩竈市に移転したため宮城県出身の将棋棋士です。現在76歳。すでに現役を引退していますが、全盛期には、名人を含む五冠を獲得しました。当時は居飛車党のトップ…
藤井聡太竜王名人 「若き帝王」異次元の強さ 現在、将棋のタイトル戦18連勝している藤井聡太竜王名人。いまや異次元の強さと言っていいでしょう。彼はなぜそこまで強いのでしょうか?そして、他のトップ棋士たちにはどんな対策が考えられるでしょうか?この…
藤井聡太竜王 藤井曲線を描いて勝利 竜王戦七番勝負第3局は藤井聡太竜王が伊藤匠七段に勝利しました。シリーズ3連勝で藤井竜王は防衛に王手をかけました。第4局は11/10、11/11に北海道小樽市の銀鱗荘で。対局の詳報や写真特集は読売オンラインの竜王戦第…
藤井聡太竜王 対 伊藤匠七段 藤井聡太竜王2連勝 第一局は藤井聡太竜王が先勝。その後、王座も獲得し八冠になったばかりの藤井聡太竜王。一方、このままズルズルと負けるわけにはいかない伊藤匠七段。両者のここまでの対戦成績は、藤井聡太八冠の3-0です。プ…
藤井聡太八冠制覇の歴史的な意味 昨日の王座戦第四局で、劇的な逆転勝ちを演じた藤井聡太。八冠制覇を達成しました。おめでとうございます!いやあ、本当にドラマでした。そして、惜しくも敗れた永瀬拓矢九段。本当に残念で、悔しいでしょう。お疲れさまでし…
藤井竜王名人八冠すべて制覇 藤井聡太竜王名人が永瀬拓矢王座に挑戦する第71期王座戦。藤井竜王名人の2勝1敗で迎えた第四局が京都市で行われました。藤井聡太竜王名人の八冠制覇か永瀬拓矢王座の名誉王座かという大事な番将棋の第四局。何と再び大逆転で藤井…
第36期竜王戦第一局、藤井竜王が押し切る 八冠制覇目前の藤井聡太竜王。将棋界の「若き帝王」です。対する挑戦者は、予選5組から全勝で勝ち上がって来た伊藤匠七段。現時点では、藤井聡太竜王ほど注目されていませんが、同い年ということもあり、藤井竜王を…
藤井聡太竜王名人が永瀬拓矢王座に挑戦する王座戦。1勝1敗のタイで迎えた第三局が名古屋市で行われました。藤井聡太竜王名人の八冠制覇か永瀬拓矢王座の名誉王座かという大一番。何と大逆転で藤井聡太竜王名人が勝ちました。これで八冠制覇まであと一勝とな…
永瀬王座の先勝を受けての第二局。先手番の第一局を落とした藤井名人ですが、右玉という秘策と精度の高い終盤力で見事な勝利を収めました。 藤井聡太名人 角換わりから右玉へ 角換わりとなった本局。後手番の藤井名人は右玉という秘策を見せました。おそらく…
先日の王座戦第一局では、藤井聡太名人、永瀬拓矢王座ともに和服を着用しました。タイトル戦でもスーツ着用の多い永瀬王座ですが、この王座戦五番勝負では対局規定の変更により、和服着用が求められています。 島朗九段がスーツ姿で初代竜王になったときの話…
藤井聡太名人のお株を奪うような永瀬拓矢王座の妙手 王座戦第一局、永瀬拓矢王座が見事な勝利で緒戦をものにしました。藤井聡太名人のお株を奪うような妙手と陣屋カレーの連食によるパワーが勝因でしょうか? 一方の藤井聡太名人、珍しく終盤のミスで逆転負け…
八冠制覇を目指す藤井聡太名人対名誉王座を目指す永瀬拓矢王座の熱い戦い 8/31に神奈川県秦野市元湯陣屋で行われた王座戦第一局。藤井聡太名人が3勝すれば、八冠すべてを制覇することになります。しかし、永瀬拓矢王座も防衛すれば、連続5期王座となり、名…
2023/8/22,23と徳島市渭水苑で行われた王位戦第五局 藤井聡太王位の3勝1敗で迎えた第五局。横歩取りの難しい将棋を制した藤井王位の勝利。見事に防衛となりました。一方の佐々木七段。快勝だった第四局に続いてこの第五局もいい将棋を見せてくれましたが、惜…
佐々木大地七段が見事な勝利 藤井聡太王位は敗れ、八冠に向けて足踏み 8/15,16と佐賀県嬉野市で行われた王位戦第四局。85手で佐々木大地七段が見事な勝利。対戦成績を1勝3敗とし、カド番をしのぎました。一方、藤井聡太王位は、あと一勝で王位防衛ですが、八…