ここまで藤井聡太八冠に勝ち星のない伊藤匠七段でしたが、ついに勝利を収めました。しかも逆転に次ぐ逆転を制しての勝ち。その内容を振り返ってみましょう。
【第9期 #叡王戦 第2局】
— 😸日本将棋猫🤔🍀 (@JshogiC) April 20, 2024
[☗#伊藤匠 七段vs☖#藤井聡太叡王]
藤井叡王投了!
87手まで匠七段タイトル戦初勝利でタイに戻しました。
第3局は5月2日(木)に愛知県名古屋市「名古屋東急ホテル」で指される予定です。
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後手・藤井聡太叡王 角換わり3三金型
角換わりとなった本局。両者とも深い研究で勝ち続けている型だけにゆずれません。しかし、後手の藤井叡王は☖3三金を選択し、角換わりのなかではあまり指していない戦型となりました。
早繰り銀
その後、藤井叡王は早繰り銀で速攻に転じます。このあたりでは、ほぼ互角でしたが、評価値はやや伊藤匠七段に振れていました。
馬を作った先手
☗4七馬と味よく馬を作って自陣に引いた伊藤匠七段。徐々に有利になります。
逆転に次ぐ逆転
焦点となった☖3三金を桂で取った伊藤匠七段。順当に見えましたが、どうも疑問手だったようです。この手を境に、評価値は藤井聡太叡王に振れていきます。しかし、今度は藤井叡王に疑問手が出ます。得意の飛車切りです。ぱっと見、良さそうですが、好事魔多し。今度は伊藤匠七段優勢に転じます。解説陣は、伊藤匠七段良しだが、実際に寄せるとなると難しいのではという説明でしたが、伊藤匠七段。今回は際どい寄せと詰みを逃しませんでした。見事な初白星です。
すぐに名人戦第二局
*1:一つ勝っただけです。これからが大事