ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太竜王対渡辺名人 名人戦第三局 渡辺名人逆転で初勝利

ここまでの流れと結果

名人戦は、ここまで藤井聡太竜王が2連勝中。通算では、18勝3敗と渡辺名人に大きく勝ち越してきました。藤井竜王が一気に押し切るかと思われましたが、5/13,14に高槻市で行われた第三局は、渡辺名人の勝利となりました。
前夜祭で、藤井竜王は「(劇場の)こけら落としで対局させていただき、うれしく思います。注目していただいている対局。期待に応えられるよう、熱戦にできるよう頑張りたい」とスピーチしました。
一方、渡辺名人は「自分もこういった場所で音楽鑑賞、観劇をしたいですが、今回は見られる側。満足していただけるような将棋を指したい」と意気込みを見せました。

一日目 藤井聡太竜王は角交換せず

本局は渡辺名人の先手。角交換を目指しましたが、後手の藤井竜王は角道を止めました。これまで藤井竜王は角換わりを選ぶことが多かっただけに、意外な展開に。その後の駒組みで名人は矢倉、藤井竜王は雁木となりました。ゆっくりとした進行となりましたが、封じ手の直前に、藤井竜王が仕掛けました。

二日目 角切り、☖2七歩で逆転か

仕掛けの後、藤井竜王の飛車がさばけたため、やや指しやすくなっていましたが、角切りから☖2七歩から流れは渡辺名人の方に。局後藤井竜王は「攻めが細かった、(角切りから2七歩あたりは)他の手を指すべきだったかもしれません」と述べていました。
渡辺名人 「3三角をすぐ指さなかったのは、ふんぎりがつかなかっただけです。自玉に詰みがなければ、勝てると思いました」と率直な感想でした。
奨励会員のアユムさんも渡辺明名人の妙手に感心。

 

今後の展望

渡辺名人は1勝をあげ、ほっとしたことでしょう。第四局で藤井竜王がタイトル奪取に王手をかけるか、渡辺名人が追いつくか、注目されます。その第四局は5月21・22日に福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で指されます。