ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太竜王対渡辺明名人 名人戦第四局 一日目から激しい戦いに

ここまでの流れ

藤井竜王が1,2局を制し、そのまま行くかと思われましたが、第三局は渡辺名人が逆転で勝ち、俄然盛り上がってきた第81期名人戦です。通算では、藤井竜王の18勝4敗。第四局は5/21,22、福岡県飯塚市で行われています。
 

前夜祭でのコメント

藤井聡太竜王

「第四局はこれまでより一局の重みが大きいので、しっかり指したい。一局一局が独立しているものなので、ここまでの2勝1敗という流れは意識していません。」

渡辺明名人
「二局目は内容が良くなかった。第三局も追い込まれたのですが、勝てて最悪の状況は避けられました。臨戦態勢としては整っています。力いっぱいやるだけかなと思います
7番勝負はどの対局も重要ですが、とりわけ第四局はともに正念場。両者の気合いのほどがうかがえます。
 

第四局一日目の内容

本局第四局は後手の渡辺名人が角交換を拒否して雁木に組みます。しかし、後手玉が動く前に先手の藤井竜王が仕掛けます。渡辺名人も端に手を付けながら桂を跳ねて反撃です。一日目は藤井竜王が39手目を封じましたが、ここまで藤井竜王が2時間ほど余分に時間を消費しています。局面は1日目にしては、双方が仕掛け合う激しい流れになりつつあります。
 

二日目はどうなる

すでに双方が仕掛けているので、二日目はすぐに激しい攻防になっていくでしょう。現時点では、藤井竜王57:43渡辺名人となっていますので、藤井竜王の方がわずかに指しやすい模様です。ただし、藤井竜王は渡辺名人より持ち時間が2時間ほど少なくなっているので、終盤に十分読めないという状況は避けたいところです。
 

角換わりは終わったのか

AIでの研究が進み、角換わりは先手が有利という意見がよく聞かれるようになりました。今回の第81期名人戦でも、後手となった両者が角交換を拒否するという選択を見ると、後手をもって角換わりを指したくないというのは、共通の認識なのかもしれません。もちろん後手側の対策も研究されているでしょうから、角換わりはもう終わったと結論付けることは出来ませんが、しばらくの間角換わりの戦いは少なくなりそうです。
奨励会員のアユムさんもこんなツイートをしています。