名人戦第二局も藤井聡太竜王が勝利
【ひふみんEYE】藤井聡太竜王が見せた格言通りの鮮やか挟撃 史上最年少名人にぐっと近づいた(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース https://t.co/HGpb6woX93
— 加藤一二三【公式】 (@hifumikato) April 28, 2023
第二局のあらまし
4/27 一日目
渡辺名人は角換わりを避け、力戦調になりました。中盤の攻防、後手の渡辺名人が9二飛としたあたりでは、評価値は藤井54:46渡辺となっていました。藤井竜王はいつものような不完全な囲い、渡辺名人は左美濃になりました。
4/28二日目
封じ手は大方の予想とは異なる1六香。ともに端を攻め合うことになりました。封じ手開封後、渡辺名人が大長考。評価値が大きく振れることなく終盤に近づきましたが、一瞬のすきに乗じて、藤井竜王が有利になりました。結果として短手数87手で藤井聡太竜王が勝利。これで、名人戦2-0、通算では対渡辺名人、藤井六冠の18勝3敗となりました。
両者のコメント
渡辺明名人
「本局は中盤でちょっとポッキリと折れてしまった」と反省。「常に苦労の多い展開だと思っていた」と振り返り、第3局へ向け、気持ちを切り替えていました。
名人戦第2局。
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) April 28, 2023
64手目に△86歩としなかったのを後悔していて、穏やかな順でも自信がないと感じていた中で▲26桂という一番強い手で来られたので、もうダメにしてると思って、勝負所が残っていたことに気が付きませんでした。
最後まで闘うという当たり前のことができてなくて、すみません。
渡辺名人は、自分が良くなる順を読めなかったのに、相手の藤井聡太六冠はしっかり読んでいたということで、かなりショックだったようです。
藤井聡太竜王
「(序盤から)経験のない形になって、どういう駒組みにするか難しいと思いました。序盤の構想の立て方、中盤で少し誤算があったので、次局以降への課題だと感じています」と振り返りました。