ふきんとうだより

ふきのとう、フォーク、宮沢賢治、石川優子についてつらつら語ります

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半沢直樹シリーズ (5) アルルカンと道化師 あらすじと魅力

半沢直樹 アルルカンと道化師 (講談社文庫) 作者:池井戸潤 講談社 Amazon 【1. 序論】 半沢直樹シリーズの第5作 池井戸潤による半沢直樹シリーズは、その迫力ある展開と人間ドラマで多くの読者を虜にしてきた。 第1作『オレたちバブル入行組』 第2作『オレた…

『WHOLE』が明かす、現代栄養学の誤解と真実

「木を見て森を見ず」ということわざをご存知でしょうか。 細かいことにこだわると全体が見えなくなる、ということですね。 これは医療、栄養、食事にも当てはまるというのが、本書「WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学」の説いているこ…

半沢直樹シリーズの魅力を再発見:あらすじと見どころ

最近、半沢直樹シリーズをAudibleで通して聴いたのですが、改めてこのシリーズの魅力に感動しました。単に、銀行や企業の内部を写し出すだけではなく、その暗部や人の心のせめぎ合いやひだにまで迫っていきます。 イントロダクション シリーズの概要: 「半沢…

「二十四の瞳」 舞台はどこ? 大石先生には実在のモデルがいるの?

「二十四の瞳」ー壺井栄による不朽の名作です。 前回は、あらすじと作者が伝えたかったことをまとめました。 詳しくはこちらをご覧ください。 fukinto.com 今回は、「二十四の瞳」は具体的にどこを舞台にしているのか、主人公である大石先生には、実在のモデ…

「二十四の瞳」 壺井栄 あらすじと伝えたいこと

「二十四の瞳」とは 『二十四の瞳』(にじゅうしのひとみ)は、壺井栄(つぼい さかえ)によって1952年(昭和27年)に発表された小説です。この作品は、戦時中の日本を舞台に、女性教師と12人の生徒たちの交流を描いています。物語は1928年から1946年までの18…

日本敗戦の日 1945年8月15日

昭和天皇による玉音放送 1945年(昭和20年)8月15日は、日本にとって非常に重要な日でした。この日は、昭和天皇による玉音放送が行われ、日本が第二次世界大戦での敗戦を受け入れることが国民に伝えられたのです。以下に、その日の出来事を時系列でまとめまし…

扇風機 なかなか片付けられない

10月後半でも扇風機を回す日々 きのうは10/15、日曜日。雨。来客があり会食。お客様を迎えるにあたって、まだ扇風機をしまっていなかったことに気付いた。今年の夏は、猛烈に暑かったし、部屋の空気を循環させるのに重宝するので、10月も後半になろうとして…

芥川賞受賞作 「忍ぶ川」 三浦哲郎 小説のお手本

素朴な温かさを感じる私小説 最近の芥川賞受賞作は、あまり読んでいないのですが、過去の受賞作は折にふれ読むことがあります。今回取り上げるのは、三浦哲郎の「忍ぶ川」です。 昭和35年(1960年)10月号の「新潮」に掲載されました。第44回芥川賞受賞。 素朴…

めまいの多くは生活習慣病

薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療 (角川SSC新書・2012/1出版) 高橋正紘 薬も手術もいらないめまい・メニエール病治療 高橋正紘/著価格: 880 円楽天で詳細を見る 著者紹介 著者である高橋正紘さんは、めまいメニエール病センターを2006/5に開設。…

チャイナ☆スタディ (2) 動物性たんぱく質に対する疑い

T・コリン・キャンベル博士の背景 本書の著者T・コリン・キャンベル博士は1934年アメリカ・北バージニアの酪農家に生まれました。牛乳はわたしたちの健康のために欠かせないものと彼は片時も疑いませんでした。栄養学を研究するようになってからも、「動物性…

チャイナ☆スタディ 正しい知識と食習慣が健康をもたらす

「チャイナ☆スタディ」とは、昨今注目を集めている、中国の政治や軍事の分析ではなく、中国で行なわれた食事と栄養に関する調査プロジェクトのことです。「良質なたんぱく質は健康に良い」ということが長い間何の疑問もなく受け入れられてきました。 本書(T…