永瀬王座の先勝を受けての第二局。先手番の第一局を落とした藤井名人ですが、右玉という秘策と精度の高い終盤力で見事な勝利を収めました。
藤井聡太名人 角換わりから右玉へ
角換わりとなった本局。後手番の藤井名人は右玉という秘策を見せました。おそらく公式戦では初めて採用したであろうこの作戦。最近では、佐々木大地七段が藤井聡太名人に対して指したのが記憶に新しいところです。自分が指されてみて、角換わりで後手を持った時の有力な作戦と感じたのでしょう。
昼食
永瀬王座はビーフカレー。第一局は昼夜共にカレーで勝利を引き寄せたので、今回もカレーのパワーに期待というところでしょうか。
村)神戸市で指されている王座戦第2局、昼食の注文は永瀬拓矢王座がビーフカレー、アイスカフェオレ、オレンジフレッシュジュースとウーロン茶、藤井聡太名人・竜王が神戸ポークと淡路玉葱の味噌炒め御膳とウーロン茶でした。「豚VS牛」になりました(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/Vh1xyhNbCL
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 12, 2023
夕食
永瀬王座の夕食は「アメリカン・クラブハウス・サンドイッチ」ですか。カレーで押し通したらいいのに。
村)神戸市で指されている王座戦第2局、夕食の注文は永瀬拓矢王座がアメリカンクラブハウスサンドイッチとオレンジフレッシュジュース、ウーロン茶、 藤井聡太名人が五目焼きそばとウーロン茶でした。サンドイッチというので軽食かと思いきや、かなりのボリュームですね(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/yh0BtOGU7g
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 12, 2023
長い1分将棋を制した藤井名人
1分将棋になってもまだ互角の形勢が続きました。入玉模様となった藤井名人に対して永瀬玉もがら空きとなった藤井陣を目指す終盤となりましたが、最後は、藤井名人が永瀬王座の入玉を許さず、214手で勝利を収めました。
1勝1敗のタイに
これで、それぞれが後手番を制するという予想外の展開になって、1勝1敗のタイとなりました。藤井名人はホッとしていることでしょう。第三局は、9/27(水) 愛知県「名古屋マリオットアソシアホテル」にて行われます。