ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太王位対佐々木大地七段 王位戦第二局 藤井王位が後手番を制し八冠に前進

藤井聡太王位対佐々木大地七段 第二局 藤井王位の完勝

本局は先手・佐々木七段、相掛りで始まりました。藤井聡太王位が佐々木七段のねらいを逆手に取る指しまわしで圧倒。藤井王位の完勝でした。

一日目の形勢 

一日目の昼食
 
夕刻、ABEMAでは藤井59:41佐々木と表示されていました。一時、60:40という表示になりましたが、まだどちらかが有利という段階ではありません。後手の藤井聡太王位の方が、やや指しやすいのではないかという感じの形勢です。藤井王位が角を打ち込んだ時点では、55:45でした。

二日目

藤井王位の封じ手は☖7四角成でした。飛車の横効きは止まるものの、強力な攻めを秘めた位置です。
 
二日目の昼食
 
78手目☖5七角成は、佐々木大地七段が離席中に、藤井聡太王位が指しました。藤井85:15佐々木という評価値になりました。この後も、佐々木大地七段にはチャンスらしき目がなく、98手までで佐々木大地七段が投了となりました。
 

終局後のコメント

主催者のインタビューが始まる前に、すでに感想戦のようになっていたのが印象に残りました。
藤井王位
(序盤)積極的に動いてこられて、どう対応するのか難しかったです。馬を作りに行きましたが、すぐに働くかどうかわかりませんでした。(二日目)5筋のきずをケアしながら指しました。☗3四銀を負担にできればと思っていました。(次局に向けて)2局をよく振り返って、またがんばりたいです。
佐々木七段
(大長考について)中身が伴わない長考になってしまいました。(二日目の形勢)厳しいものの、決め手を与えないようにとは思っていました。(一局を振り返って)暴走してしまったのが、厳しくした原因です。中盤以降も的確に指されました。課題が山積みなので、修正して臨みたいです。
 

ふきんとうの感想

本局は、序盤佐々木大地七段が積極的に動きましたが、藤井王位が的確に対応。封じ手以降は佐々木七段にほとんど有効な攻めがなかったという印象です。後手の藤井王位は、相手のねらいを逆に弱みにするような指し方で、ほぼ完封したと言ってもいいでしょう。これで、王位戦は藤井王位の2-0となり、八冠制覇に向け、また一歩前進しました。
 
第三局
第三局は、7/25(火),26(水)北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われます。