ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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石川優子 若い時のエッセイ「夢色気流」を読んでみた ①

石川優子の若い時のエッセイ「夢色気流」とは

 

本のタイトル 夢色気流 風にまかせて

1981年9月発刊
ワニブックス(新書版)

石川優子の若い時のエッセイ「夢色気流」の表紙

あらまし

シンガーソングライターの石川優子さんが23歳の時に書いた自叙伝的なエッセイ集
ちょうど「シンデレラサマー」が大ヒットし、アイドル的なシンガーソングライターとして全国に知られた頃、出版されました。
タイトルの「夢色気流」というのは、石川優子本人が作詞・作曲した曲のタイトルから取られています。この本が出された1981年に発売されたアルバム「シンデレラサマー」に収録されている曲です。

 
「幼い日々」から始めて「音楽との出会い」「レコーディング」「テレビドラマ」など、石川優子さんの育った環境や音楽のルーツを探ることができます。そして、当時の彼女が未来に何を思い描いていたのかが記されています。
 

貴重な写真も

当時23歳の優子さん。水着のグラビアなども発表していますが、この本の中にはありません。シンガーソングライターだし、そういう売り方はしないという方針が感じられます。でも、彼女の魅力が伝わってくる表情やポーズの貴重な写真が満載されています。
 

かわいい表情の石川優子

ちょっと悩まし気な眼差しの石川優子
 
内容の紹介
この本は絶版になっているので、古本でしか入手できませんが、アマゾンやメルカリ
などでは、結構出品されているようです。

内容を少しずつ紹介しましょう。まず最初の章は「幼い日々」

「幼い日々」
私は、大阪の下町の生まれです。生まれた時は、2400グラムの小さな赤ン坊でした。一週間くらいガラスの保育器に入っていたそうなのですが、いまそんなこと言っても、誰にも信じてもらえそうにもありませんね。
 
これは、本書の最初の章「幼い日々」の書き出し部分。確かに生まれた時2400グラムの小さな子で、保育器に入っていたなんて、20代の健康そのものの石川優子さんからは、想像もできないですね。大阪の下町、大東市生まれでひとりっ子です。いつも隣近所のおばさん、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちに囲まれて、にぎやかに育ちました。優子さんの人懐っこくて、気さくな性格は、そんな環境から生み出されてきたのでしょう。
 
 
 
石川優子さんの音楽や生き方を知るうえで貴重な資料なので、これから内容を少しずつ紹介していきます。

つづく