ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太王将対菅井竜也八段 第73期王将戦第二局 藤井聡太王将が2連勝

第73期王将戦第二局 居飛車穴熊三間飛車ダイヤモンド美濃 藤井王将が一日目から優勢に

後手番の第一局を制した藤井聡太王将。対する菅井竜也八段の陣形と対策が注目された第二局。またしても三間飛車でした。藤井王将も居飛車穴熊に構えて、ここの所両者はほぼ同じような形での戦いを続けている印象です。一日目から優勢となった藤井聡太王将。菅井八段に暴れる隙を見せず、そのまま押し切りました。棋譜は、こちらからどうぞ。
 

一日目昼食

第一局では、二日間とも10分ほどで昼食を終えた菅井八段。今日は30分で対局室に戻った模様。うん、いいですね。
 

一日目午後

陣形が組みあがったところで、評価値は藤井56:44菅井でしたが、藤井王将の仕掛けに☖8四角と応じ61:39まで開きました。バランスとしては後手が右辺を制圧出来なければ、左辺では穴熊が有利ですが、本譜では、後手。菅井八段が攻めるうまい順がなかなか見つかりません。左辺の攻防で77:23まで開きました。菅井八段苦戦です。終局後、菅井八段は封じ手前の☖4五桂が敗着と述べていました。

 

二日目午前

この後、少しずつ形勢はさらに藤井王将に傾いていきます。2筋から飛車が成り込み、4筋にと金を作ると、どう指し手も菅井八段が良くなる順が見つかりません。
 

二日目昼食

毎日新聞の記事によると、菅井八段は13:10頃に対局室に戻った模様。
形勢が思わしくなく、食事を堪能できなかったかもしれません。ちなみに午後のおやつは注文なし。
 

早い終局

逆転の可能性を見いだすことができず、菅井八段15時26分に113手で投了。藤井王将の2連勝となりました。終局後、珍しく両者とも無言です。あまりに早い投了で、菅井竜也八段も言葉が出ないという感じです。中盤から勝ち味のない将棋だったので、仕方がないですね。第三局の熱戦に期待しましょう。
第三局は1月27・28日に島根県大田市国民宿舎さんべ荘」にて開催されます。
 

第三局の展望

ここまですべて三間飛車で戦ってきた菅井八段。対する藤井聡太王将は、ほぼ居飛車穴熊で対抗するという形になってきました。こうなると、第三局は先手となる菅井八段。やはり三間飛車で来るのでしょうか。ここまで振り飛車破りのお手本のような将棋を指している藤井聡太王将ですから、菅井八段の対策に期待しましょう!