ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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石川優子 留学とプロレスの思い出

2021/12/30にNHK-FM石川優子さんが語ったことをまとめています。
前回までは、
⑴ 80年代は駆け抜ける青春だった
⑵ ちょっとちがうぞと感じ始めて作った「恋愛孤独人」
⑶ 自分の内に向かって生活を楽しんだ90年代
という内容でした。

今回は(4)「留学の思い出とプロレス」です。

留学の思い出

『本当に世界中からいろんな人たちが集まって来ていました。クラスメイトもさまざまな国のさまざまな年齢の人たちが集まっていました。それで、お互いにいろんな情報を、私たちの国ではこうだ、私たちの国ではこうだっていうような情報を交換するのがね、すごく楽しかったです、いろんな仲間とありとあらゆることやりました。マンハッタンの中でも行けるところは全部入ったぐらいの感じで、やれることは何でもしました。

ニューヨーク

もう、スケボーだってやりましたよ、みたいな感じで。ありとあらゆることを仲間と楽しんだっていう感じだったんです。ここで、その留学時代を思い出す一曲をお届けしたいと思います。そのコロンビア大学の英語学校でとても仲良くなったフィンランド人の女の子がいるんですけれども、最後の卒業の時に、みんなでカラオケに行って彼女のために歌った曲があるんですね。この曲を歌うと彼女が泣いてくれました。私も一緒に泣きました。そんな思い出深い曲です。キャロル・キング で “You’ve got a friend”』


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読者からのメッセージに答える

読者からのメッセージにも軽妙に答えていました。長いこと、ラジオのパーソナリティをしていたので、その感覚は衰えていないようです。
『さて、今日のテーマは「あなたが一大決心したこと」なんですけれども、メッセージをいただいております。大阪府の50代男性奥ちゃんからいただきました。

《大好きな優子さんが、ラジオに帰ってくるなんてすごくうれしいです。》

ありがとうございます。私もこれ(ラジオに出ること)一大決心しました。

《思わず涙が出ました。さて、先日長女の結婚が決まりました。やはり父親としては娘を送り出すのは一大決心でした》

これから二人で幸せになってほしいですね。一大決心なんですか。でも、お父さんが決心するしないに関わらず、娘さんは結婚しますけれど、ちょっとよく分かりません。けれども、はい、送り出す決心をするっていうことは親御さんとしてはあるかもしれないですよね。私からも、娘さんが旦那さんと二人で幸せになってほしいなと思います。』

プロレスにはまった優子さん

さて、このあと優子さん、プロレスにはまった話をしてくれました。こんな感じです。

『ここからは、少し私がこれまで好きだったこととかはまったことをお話ししたいと思います。すごくはまった事っていうのがプロレス観戦なんですね。最初は何がきっかけだったのかなーって思うんですけれども、ジャイアント馬場さんが好きだったんですね。ジャイアント馬場さんの何かこう本屋さんでパラパラって本をめくった時に、ジャイアント馬場さんの言葉がものすごく哲学的で、すごい刺さった言葉があったりなんかして、それでジャイアント馬場さんがすごく好きになって、プロレス観戦に行ったのかな? いやその前に、そうだ。あの当時、村松友視さんっていう方が、プロレスに関する本を書いていらして、その観戦の前には、テレビなんかでちらちらっと馬場さんの試合なんかを見てたりしたんですけれども、あのその村松さんの本を読んでみると、プロレスってものすごく奥が深いんですよね。

 

村松友視自選作品集

村松友視自選作品集

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村松さんはそのプロレスのことを底が見える底なし沼っていう風におっしゃってるんですね。知れば知るほど奥が深いんですよ。これは、もうちょっと生をみるしかないと生観戦し始めました。いろんな体育館とか、もちろん武道館であったら武道館に行き、みたいな感じで。観戦をしていると、本当に生の何て言うんですかね。その格闘技の激しさです。鍛えられたあの肉体の生み出す技っていうのが、本当にあのcatoonの世界じゃないですか。アニメの世界じゃないですか。それを、実際に生身の人間がされるっていうあの技のすごさみたいなものもあって魅了されましたね。空を翔ぶが如くのミルマスカラス。それからスタンハンセンとかにも夢中になったんですけれども、とにかくだーってもう戦車のようにばーって来て、前につんのめっていく。それから会場を一つにしてしまうタイガージェットシン。あの恐怖。本当に怖いんですよ。みんな会場を逃げ惑うんですよ。本当に走り回ってるんですよ。これ何って。すごいなあと。その中でも、まためちゃくちゃ渋い技をかける人がいるんですね。跳んだりとか、見た目に派手な技ももちろんかっこいい技いっぱいあるんですけど、知らないところで関節を締め上げてるみたいな。そこ締めてたのみたいな感じの技が繰り広げられて、気がつかない間にこんなところで攻めてたんだみたいな。そういうのがあったり。それからプロレスラーの方々の一途な、その自分たちの世界に対する一途な思いとかすべての事を含めて、プロレスって奥が深いなーって思ったんですよね。はい、ずっと応援していきたいなと、心のプロレスとして応援していきたいなと思っております。』

プロレス会場

石川優子とプロレス。ちょっと意外な組み合わせですね。わたくしふきんとうはプロレスは全くというほどわかりませんけど、優子さんが、その底なし沼にはまったんだということはよくわかりましたよ。今も手に汗にぎって観戦しているのでしょう。