ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太王将対菅井竜也八段 第73期王将戦第三局 藤井聡太王将が3連勝 後がない菅井竜也八段

菅井竜也八段・向い飛車も及ばず

ここまで叡王戦から三間飛車で戦ってきた菅井八段。今回は趣向を変えて、向い飛車です。
終局後のインタビューでは「これまでずっと同じ戦型が続いていたので、違うことをやってみようかな」と語っていましたが、三間飛車であまり良い結果が出ていないことが一因でしょう。

藤井聡太王将・想定していなかった形

一方の藤井聡太王将は「序盤はあまり想定していなかった形になり、一手一手難しい展開でした」と、向い飛車はあまり想定していなかった模様です。
 
 

分岐点は封じ手

本局でも、分岐点は封じ手前。つまり一日目だったと菅井八段は述べています。やはり普通に左の金を上がって、美濃囲いを完成させておくべきだった模様。

ここまでの三局は菅井八段が中盤でつまずく

ここまでの三局は挑戦者の菅井八段が序盤から中盤の入り口という辺りでつまずいている印象です。菅井八段にとっては、もうあとがない第四局。藤井聡太王将はあと一勝で防衛。しかも大山康晴十五世名人の19期連続タイトル獲得という記録を打ち破ることになります。両者とも悔いのない戦いをしてほしいです。
 

今期の王将戦。確かに菅井八段に勝ち味のない局面が続いています。でも、圧倒的に力量に差があるとか、振り飛車は藤井八冠に通じないという訳ではないと思います。菅井八段が少し気負いすぎているのような気がします。