菅井竜也八段・向い飛車も及ばず
終局後のインタビューでは「これまでずっと同じ戦型が続いていたので、違うことをやってみようかな」と語っていましたが、三間飛車であまり良い結果が出ていないことが一因でしょう。
藤井聡太王将・想定していなかった形
一方の藤井聡太王将は「序盤はあまり想定していなかった形になり、一手一手難しい展開でした」と、向い飛車はあまり想定していなかった模様です。
村)王将戦第3局が島根県大田市で指され、藤井聡太王将が挑戦者の菅井竜也八段に94手で勝ちました。菅井八段、美濃囲いはまだ健在ではあるものの勝ち目がないと判断して投了しました。3連勝の藤井王将は防衛まであと1勝に。第4局は2月7、8日に東京都立川市で(写真は2日目開始時、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/iIsYPjFNG8
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 28, 2024
分岐点は封じ手前
本局でも、分岐点は封じ手前。つまり一日目だったと菅井八段は述べています。やはり普通に左の金を上がって、美濃囲いを完成させておくべきだった模様。
ここまでの三局は菅井八段が中盤でつまずく
ここまでの三局は挑戦者の菅井八段が序盤から中盤の入り口という辺りでつまずいている印象です。菅井八段にとっては、もうあとがない第四局。藤井聡太王将はあと一勝で防衛。しかも大山康晴十五世名人の19期連続タイトル獲得という記録を打ち破ることになります。両者とも悔いのない戦いをしてほしいです。
島根県大田市の国民宿舎さんべ荘で指されていた王将戦七番勝負第3局は、藤井聡太王将が挑戦者の菅井竜也八段に勝ち、3連勝で防衛に王手をかけました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 28, 2024
第4局は2月7日から東京都立川市のオーベルジュときとで行われます。
対藤井聡太八冠 敗戦数上位者
— あさねぼう (@asanebou13) January 28, 2024
豊島将之 11-22
渡辺明 4-20
永瀬拓矢 6-15
羽生善治 3-13
菅井竜也 4-12
広瀬章人 3-11
佐々木大地 4-9
出口若武 1-8
斎藤慎太郎 3-7
木村一基 1-7
佐藤天彦 1-7
糸谷哲郎 0-7
菅井竜也八段が12敗目