佐々木勇気八段の秘策は角交換向飛車
後手番の佐々木勇気八段は☖3四角から角交換して、飛車を2筋に振りました。これは、佐藤康光九段が得意にしている戦法のようです。また、居飛車対振り飛車のような通常の対抗形での振り飛車を指すのは、7年ぶりということで、佐々木勇気八段の秘策のようです。
互角で終盤に
振り飛車銀冠の佐々木勇気八段に対して藤井聡太竜王はうすい玉から地下鉄飛車とまわりこみ、完全に左辺玉頭の攻防となりました。ここまで、ほぼ互角で推移。わすがに後手リードかという局面もあったのですが、☖9七飛打ちが良くなかったようです。
電光石火の詰み
佐々木勇気八段善戦
これで、藤井竜王の2勝1敗となりましたが、三局とも佐々木勇気八段の善戦ぶりが目立ちます。矢倉、角交換向飛車となかなかの作戦巧者です。第四局は、11/15,16の両日、大阪府茨木市の「おにクル」で行われます。熱戦を期待しましょう。
【ひふみんアイ】藤井聡太竜王の真骨頂、もらった金打ち返したド迫力一手 見応えある大熱戦続く。
— ふきんとう (@mi26an) October 26, 2024
佐々木勇気八段が善戦しています。ひふみんも「欠点は見当たりません」と称賛。振り飛車党としては、角交換向飛車で挑んだ勇気八段に勝たせたかった。 https://t.co/qR4EC3XMSP