ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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佐々木朗希投手 江川卓のようにもっと楽に投げて勝ってほしい

佐々木朗希はもっと楽に投げて勝てるはず
佐々木朗希投手。6/18の横浜戦で2敗目を喫しました。
これまでも過保護だとか、ホームでしか通用しないなどと
手厳しく批判する人をTwitterなどで見かけていましたが、敗戦後そんな批判が
やや増えているように感じます。
僕はそんな風に批判したくはないし、吉井監督の方針でいいのですが、
ちょっと歯がゆいのも事実です。
つまり、今の佐々木朗希のままでも、もっと楽に投げて勝てるんじゃないのかなあと思うのです。まあ、素人のおまえに何が分かると言われれば、その通りなのですが、
昨年、今年と佐々木朗希投手のピッチングを見ていて、思うところがあるので少し書いてみます。
 
球速について
平均して159-160kmを出している佐々木朗希投手。現役投手の中で最も速いことは
言うまでもありませんが、江川卓の148-150kmを見てきた世代からすると、ちょっと違和感があるのです。その違和感とは何か?といえば、
江川卓が148kmで三振の山を築き、20勝を挙げた頃160kmというのは夢の夢、劇画の中の話だと思われていました。巨人の星星飛雄馬が160kmのストレートを投げるという設定でしたが、佐々木朗希投手のストレートが、その頃の計測で165kmとは思えないし、打者の技量がそれほどアップしているとも思えません。
何が言いたいのかというと、当時の計測と今の計測では、おそらく基準や計器の精度が異なっていて単純に比較できないだろうということ。確たる根拠はないのですが、おそらく今の計器で測ったら、江川は160km近く出しているでしょう。その江川でも打たれる時は打たれたのですから、今の佐々木朗希が2敗したからと言って責めたら、それは酷というものです。

sirabee.com

この記事によると、「当時は終速が表示されていて、今は初速が表示されている」というのがテレビの説明でした。ただ、ぼくの記憶では、当時でも両方表示されていたことがあったのですが、やはり150km以上はめったに出ていませんでした。ですから、おそらく精度がちがうのではないかと思うのです。

 

江川はストレートとカーブだけで完投していた
江川はストレートとカーブだけでした。しかも、ほぼ完投していたのです。そして、ここぞというときしか145km以上は投げていませんでしたね。それでも切れと伸びがありました。高めでホップしていたんですよ。あと、ビデオを見るとわかりますが、江川はバッターのタイミングをうまく外しています。やはり、ストレートとカーブの球速が20km近くちがうのが効果的です。佐々木のフォークは145km近いため、落ちないと打ち頃の球になっています。さらに佐々木朗希は、初回から160kmを投げているし、本人も球速を気にしているように見えます。でも158kmでも十分速いし、コースをついていて球の切れさえあれば、そう簡単には打たれませんよ。佐々木はいつも全力投球しているし、おそらくブルペンでも相当投げ込んでいるのでしょう。初回から肩で息をしています。だから、スタミナの問題ではなくて、ポイントの所だけ全力で投げる技術が必要なのではないでしょうか。でも、これまでそのスタイルで来たのだろうし、江川のようになってほしいなどと言っても、現実的じゃないこともよく分かっています。ただストレートとフォークが主体で、初回から全力投球というスタイルでは100球はきついだろうし、週一でもフルシーズンは厳しいのではないでしょうか。