ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太王将対菅井竜也八段 第73期王将戦第一局 振り穴対居飛穴

王将戦第一局 戦型は三間飛車穴熊居飛車穴熊

前夜祭での意気込み

1/7(日)に栃木県大田原市・ホテル花月で開幕した第73期王将戦
前夜祭には約700人が参加。近年まれにみる盛況となり、注目の高さがうかがえます。優しい雰囲気の藤井聡太王将に対して終始険しい表情の挑戦者・菅井竜也八段。

その菅井八段は
「大勢の将棋ファンの方がいらっしゃっていて、しゃべることを忘れてしまいました・・・厳しい戦いになりますが、応援してくれる人のため、そして自分のために振り飛車を信じて戦いたい」と決意表明。
迎え撃つ藤井聡太王将は
「新年が明け、王将戦が始まる。いよいよ一年の戦いが始まると感じています。持ち時間8時間と非常に長いので、よい将棋が指せれば」と落ち着いています。

一日目

振り駒の結果、先手は菅井竜也八段となりました。選んだ戦型は、三間飛車、角道を止めるオーソドックスな出だしで、「ノーマル三間飛車」と呼ばれています。しかし、早めに1筋の歩を突き後手の対応を促します。後手・藤井聡太王将も端歩を受けますが、共に穴熊を目指す展開になりました。

昼食

藤井聡太王将は「与一和牛カレー・スペシャル」菅井竜也八段は「鰻重(地元育ちの鰻)」。手番の菅井八段は10分そこそこで完食。対局室に戻るという異例の速さ。地元で育った鰻の香ばしさよりも将棋のことで頭が一杯だったのでしょう。
 
 

封じ手

午後が指し手があまり進まず、53手目を菅井八段が封じました。評価値は菅井46:54藤井。先手からあまり有効な攻め筋が見えない展開で、共に待ちの手が続いています。二日目、どちらが仕掛けていける態勢に持って行けるかが注目されます。