6/22(水)いよいよA級順位戦に藤井聡太竜王
藤井聡太竜王が登場する第81期A級順位戦。
藤井竜王は緒戦6/22(水)に佐藤康光九段と対局します。藤井竜王の先手です。
場所は新設された名古屋将棋対局場です。
「勝負メシにひつまぶし」は当面お預け? 名古屋将棋対局場に熱視線 | 毎日新聞
— ふきんとう (@mi26an) 2022年6月20日
トヨタ社内にある模様。食事の出前は対応可能な店を探しているそうです。見つからなければお弁当になる。6/22(水)の藤井聡太竜王ー佐藤康光九段の順位戦がこけら落とし。https://t.co/OnJztl0qLD
佐藤康光九段
佐藤康光九段は、ご存じのように将棋連盟会長を務めながら、A級に在籍しています。かつての大山康晴名人のようですね。容貌はだいぶ違いますが。
佐藤康光九段、若い頃は、居飛車の本格派で「緻密流」と呼ばれていましたが、最近はかなり独創的な将棋を指すと言われています。たとえば、
2022/1/7 NHK杯の深浦康市九段戦では向かい飛車を指していますが、角を6六に置くという風変わりな立ち上がりでした。その時は深浦九段が勝っています。
これまでの直接対局
これまで藤井聡太竜王と佐藤康光九段は公式には一度しか対局していません。2019/7/18の王将戦の二次予選です。藤井聡太七段(当時)の先手・横歩取りで始まった力戦。最後、先手玉は逃げ場のない局面になりましたが、藤井聡太七段が見事に後手玉を詰めるという僅差での勝利でした。
先手(藤井竜王)の作戦は
さて、今回の対局はどうなるでしょうか。藤井竜王が先手なので、居飛車であることは間違いないところです。しかし、当然のごとく、まず初手は「お茶」です。最近NHKラジオでも藤井聡太竜王の対局がよくニュースになりますが、初手を指す前に「お茶を含む」ということが触れられています。対する佐藤康光九段は、やはり定跡型ではなく手将棋にする可能性が高いでしょう。振り飛車にしてくれたらうれしいですが、藤井聡太竜王は対振り飛車には相掛り以上に好成績を残しています。ですから、佐藤康光九段としては、振りにくいでしょう。
藤井聡太竜王有利
今回は対局が名古屋であるというのは藤井竜王にとって好材料です。藤井有利でしょう。やはり、東京まで行くというのはたいへんです。同時に、藤井聡太竜王が8勝1敗で挑戦権獲得というのが、わたくしの予想ですので、緒戦を落としてはいけません。しかし、ここまで名人2期を含めA級に26期在籍の佐藤康光九段です。老獪な指しまわしで簡単には引き下がらないでしょう。両者ともご健闘を!