忘れられない名曲
あらまし
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歌詞
潮の香りの中 二人黙ったまま別れの気配を 悲しいほど感じて夕べ考えてた言葉 口にできず私の気持ち知らずに 行ってしまうのねこんなにも あなただけ愛したのに好きですと言えなくて ごめんなさいもう二度とあなたには 会えないからわかってほしかった今 あなたの後ろ姿を 一人きりで見送ったけどぬぐいきれず 涙ひとつぶこんな私は ばかね風が冷たいから 泣いているだけなの 本当よ誤解しないで もう さよならそっと 呼びとめたい 肩を抱きしめたい今なら 間に合うくせに 強がってみたのどうしても 素直には なれなかったわがままな私です ごめんなさいできるならそばにいて 私のこと みつめてほしかった今 港の見える丘には 海をみつめる 忘れな草風に吹かれ ゆらりゆれてる まるで私のように今 港の見える丘には 海をみつめる 忘れな草風に吹かれ ゆらりゆれてる まるで私のように
忘れな草
この曲を「忘れられない」名曲にしているのは、歌詞の最後に出てくる「忘れな草」にちがいありません。自分の気持ちを素直に伝えられなかった切ない気持ちと後悔を「忘れな草」に託しており、実は彼女自身が「ゆらり、ゆられながら、海を見つめている」のです。岡村孝子の歌詞には、よく読むと矛盾というか、やや整合性の取れない部分があるのですが、それも女性のうつろう心理や感情と考えれば、致し方ないものと受け入れられます。これまで、いとしい気持ちが募ってきたのに伝えられないまま迎えた別れの瞬間の感情。岡村孝子さんの世界は、その美しさと深い感情表現で多くの人々に愛されています。