藤井聡太棋聖対山崎隆之八段 棋聖戦第二局 山崎八段の向い飛車も不発

2024/6/17(月)に、新潟市で行われた第95期棋聖戦第二局。先手番の藤井聡太棋聖が、挑戦者の山崎隆之八段を破り、今シリーズ2連勝。棋聖位のタイトル防衛に王手をかけました。同時に、あと1勝で棋聖位連続5期となり、「永世棋聖」という称号も手にすることになります。

山崎八段の秘策は向い飛車

後手番の山崎隆之八段は序盤の駆け引きを経て向い飛車に構えました。実戦では、ほとんど居飛車しか指さないので、対する藤井聡太棋聖も予想外の戦型になったようです。

桂跳ね

38手目の☖4五桂があまり良くなかった模様です。

山崎八段「序盤はじっとしておくつもりだったが、千日手狙いになってしまうので行きたくなって桂馬を跳ねたが、藤井棋聖にとがめられてしまった。互角にできそうな作戦だっただけに勿体なかった。まとめきれず、先攻されてからはずっと苦しい形だった。第3局はぜひまとめきっていい勝負にしたい」 pic.twitter.com/8vMuzR4ss1

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) June 17, 2024

構想勝ち

一方の藤井聡太棋聖は、その後的確に対応し、ほとんど山崎八段に付け入る隙を与えません。結果的には、藤井棋聖の構想勝ちとなりました。

終局後のコメントです。
藤井棋聖「向かい飛車は予想していなくて手探りになった。序盤は少し課題が残る分かれだったが、中盤以降は攻めをつなげていくことができた。(永世棋聖は)シリーズ中は意識せず、次は後手番なのでよりしっかり準備しなくてはいけない」
(写真いずれも日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/xwiX16Szm0

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) June 17, 2024

第三局は7/1

棋聖戦　第2局
藤井聡太八冠が山崎隆之八段に勝利
スコアを2-0として
防衛・永世棋聖獲得まであと1勝

第3局は7/1（月）
愛知県「亀岳林　万松寺」にて実施

— あさねぼう (@asanebou13) June 17, 2024