藤井聡太王位の3勝1敗に
一瞬のスキをついて5筋制圧
1日目の封じ手で2時間37分長考した先手の渡辺九段。局後の渡辺九段の発言とツイートからすると、この時点で「失敗してい」たという認識だったようです。それで、なかなか良い手順が見つからないままの長考になってしまったのでしょう。「ひどい内容で恥ずかしいです」ともツイートしています。
先手番なのに早々と悪くしてしまい、どう粘るかという将棋にしてしまいました。
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) August 20, 2024
勝負手を探すために時間をはたいて封じ手にしてるのに(その時点で失敗してるけど)それが発見できてないし(感想戦で出た▲35桂なら難しいところもあり、局後にすぐ藤井王位に指摘された)…
ほとんど寄せ付けずに勝ち切る
2日目に入り、5筋から、そして8筋から怒涛のような攻めが続く藤井聡太王位。先手の矢倉を粉砕します。そして、渡辺九段の放つ毒饅頭のような手にも間違うことなく正確に応対。100手で藤井王位が勝ち切りました。
あと1勝で「永世王位」
作戦家・渡辺九段
本局は、中盤でつまずいてしまいましたが、このシリーズ、内容的には渡辺九段も決して悪くありません。カド番ですが、ぜひ第5局、また新たな作戦で臨み、熱戦にして下さい。第五局は、8/27,28に神戸市・中の坊瑞苑にて行われます。
佐賀県唐津市の洋々閣で指された王位戦七番勝負第4局は、藤井聡太王位が挑戦者の渡辺明九段に勝ち、3勝1敗で永世王位資格獲得(連続5期)に王手をかけました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) August 20, 2024
藤井王位が仕掛けから攻め続けましたが、渡辺九段も終盤にタダのところに角を放つ鬼手で魅せました。
第5局は神戸市の中の坊瑞苑で27日から。 pic.twitter.com/veNZsJDuS9