リズミカルながらも陰のある名曲
1985年10月19日にリリースされた岡村孝子のソロデビューシングル「風は海から」。この曲は彼女の1枚目のアルバム『夢の樹』にも収録されており、FM横浜のキャンペーンテーマソングとしても使用されました。当時彼女は22歳。初めて聴いた時は、「リズムがいいけど何か陰のある曲だなあ」という印象でした。時を経て、改めて聴くと、何とも意味深長で危うい曲であることが分かります。まずは聴いてみて下さい。
岡村孝子のプロフィール
1982年: あみんとして「待つわ」をリリースし、大ヒット。
1985年: 「風は海から」でソロデビュー。
1987年: 代表曲「夢をあきらめないで」を発表。
2019年: 急性白血病と診断されるが、治療を経て復帰。
アルバムセールス: 総計600万枚を超える。
女心を巧みに切り取った歌詞が、多くの若い女性の共感を得、「OLの教祖」と呼ばれていた時期がある。大きな目とかわいいファッションで、男性からも熱い支持を受けていた。
岡村孝子の音楽は、今も多くの人々に勇気と希望を与え続けています。
「風は海から」の背景と詳細
「風は海から」は、岡村孝子が作詞・作曲し、萩田光雄が編曲を担当しました。ポップスのジャンルに属し、4分41秒の楽曲です。リリース当時、ファンハウス(現・ソニー・ミュージックレーベルズ)から発売されました。
歌詞の解釈
歌詞の紹介
海の見える国道沿いの店 壁にかかったメルヘン画 四季を彩る次の夏もきっと会おうと 言って笑うあなたの目は壁を見つめる
これは、「風は海から」の出だしの部分です。
歌詞の中には、恋人たちの関係が普通の恋愛とは異なるように感じられる部分があります。特に「あなたを急がせるあの人がいなければいい」や「決して交わるはずのないレールのふたり」といったフレーズは、相手の男性が既婚者であることを示唆しているように感じられます。
「海の見える国道沿いの店 壁にかかったメルヘン画 四季を彩る」
個人的な感想と考察
この曲を聴くと、海の見える国道沿いの店での情景や、次の夏も会おうと約束する恋人たちの姿が浮かびます。しかし、歌詞の中には秘密めいた雰囲気や、答えのない愛に疲れてしまう主人公のつぶやきがあり、複雑な感情の入り混じります。まだ未婚で人生経験の浅い時に聴くと、アップテンポな曲調が心地良く響きますが、ある程度の年齢に達すると、ほろ苦い曲です。
こちらが参考になります。
まとめ
「風は海から」は、岡村孝子さんのデビューシングルとして多くの人々に愛され続けています。歌詞の解釈はリスナーそれぞれの感じ方に依存するため、一人一人違っていいと思います。ぜひあなた自身の視点で楽しんでみてください。もしよければ、この歌を聴いたあなたの感想をお寄せ下さい。岡村孝子さんの他の楽曲も聴いてみてくださいね。
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