ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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山下数毅三段対藤本渚五段 竜王戦6組ランキング戦決勝 超新星同士の対決は18歳が制す

竜王戦は、アマチュアにも門戸を開いています。その竜王戦の6組を勝ち進んできたのが、何と奨励会の山下数毅三段。あと一勝で本戦入りという所、つまり決勝まで来ました。ここで勝てば、四段に昇級できるという重要な一局です。そして対戦相手は、あの「超新星」藤本渚五段です。山下数毅三段は15歳で、高校一年生。一方の藤本渚五段は18歳。ABEMAでLIVE放映されるという注目ぶりです。

藤本渚五段の勝利

矢倉対雁木

陣型は、先手の山下数毅三段が矢倉模様。後手の藤本渚五段が得意の雁木に構えます。中盤では、山下数毅三段がリードし、評価値も70%くらいに達しました。しかし、終盤に強いのが、超新星の藤本渚五段。山下三段の緩手を見逃さず、逆転。最後は怒涛の攻めで寄せ切りました。

V将棋で切磋琢磨

終局後、「いつもV将棋(練習将棋)で教えてもらっている藤本五段と、このような場で対局でき、うれしかった」というようなことを、山下三段は語っていましたね。お互いの手の内をある程度知っての対局だったようです。来期は5組に昇級することになった山下三段。早く四段になってほしいものです。一方の藤本渚五段。これで、竜王戦本戦トーナメント入りです。ここから、勝ち進んで前期挑戦者となった伊藤匠七段のようになるでしょうか。「超新星」ですから、十分あり得るでしょう。