竜王戦は、アマチュアにも門戸を開いています。その竜王戦の6組を勝ち進んできたのが、何と奨励会の山下数毅三段。あと一勝で本戦入りという所、つまり決勝まで来ました。ここで勝てば、四段に昇級できるという重要な一局です。そして対戦相手は、あの「超新星」藤本渚五段です。山下数毅三段は15歳で、高校一年生。一方の藤本渚五段は18歳。ABEMAでLIVE放映されるという注目ぶりです。
藤本渚五段の勝利
竜王戦6組決勝・藤本渚五段-山下数毅三段戦は藤本五段が勝利し、優勝。本戦入りを決めました。次点持ちで「棋士」となる権利にあと1勝に迫っていた15歳の山下三段。奨励会員として快進撃を続けましたが、本局に敗れ「棋士」への権利に届かず。詳報記事は読売オンラインで↓ https://t.co/mdWz7mRYSr pic.twitter.com/rmuH9wGwJG
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) May 21, 2024
矢倉対雁木
陣型は、先手の山下数毅三段が矢倉模様。後手の藤本渚五段が得意の雁木に構えます。中盤では、山下数毅三段がリードし、評価値も70%くらいに達しました。しかし、終盤に強いのが、超新星の藤本渚五段。山下三段の緩手を見逃さず、逆転。最後は怒涛の攻めで寄せ切りました。