藤本渚五段に昇段
将棋棋士の藤本渚。18歳で最年少棋士。順位戦C2組を一期で駆け抜けて五段昇段を決めました。年間最高勝率は惜しくも逃したものの、.850で藤井聡太八冠に次ぐ2位です。「将棋界の超新星」と言ってもいいでしょう。
2023年度の将棋大賞で、18歳の最年少棋士の藤本渚が新人賞を受賞。藤本は勝率が0.850で2位(1位は藤井聡太の0.851).勝利数は51勝で伊藤匠と並んで1位。新人賞は一流棋士への登竜門だ。過去50人のうち35人がタイトル戦に登場し、23人がタイトルを獲得した。藤本が藤井に挑戦する日は遠くないと思う。
— 田丸 雑学堂 (@NoboruTama0505) April 3, 2024
次々と強豪を破る
王位戦挑戦者決定リーグで豊島将之九段を撃破
この模様は、アユムさんの解説が詳しいので、こちらをご覧ください。
序盤で不利になった藤本渚五段ですが、☖3六飛という勝負手を放ちます。豊島九段が応手を間違えたため、形勢は五分に戻りました。そして☖5七桂成で一気に決めにかかります。豊島九段も必死に食い下がりますが、藤本五段は冷静にしっかりと受け潰してしまいました。さらに頓死筋などもありましたが、最後まで冷静で正確な指し手の藤本五段が見事な勝利を収めました。
今後の展望
藤井聡太八冠とタイトルを争う日は近い
このように藤本渚五段が藤井聡太八冠とタイトルをかけて戦う日はそう遠くないでしょう。将棋界におけるもっとも注目すべき若手棋士と言えます。まさに「将棋界の超新星」と称されるにふさわしい活躍を見せています。新人賞の受賞も、彼の将来がさらに期待されている証しです。藤井八冠に次ぐ実力者としての地位を確立しつつある彼の、今後の活躍から目を離せません。特に、既に多くの強豪を破っており、王位戦での更なる成功が予想される中、藤本五段がいかに勝ち進んでいくのか、注目していきましょう。