12月 師走
なぜ師走って言うの?
旧暦で師走と言います。
漢字を見て「教師も走り回るほど忙しい月だから」と、よく冗談っぽく言いますよね。でも、よく考えてみると忙しいのは、学校の先生たちより、年越しのために仕事をいつもより早く仕上げなければならない職人さんや商人たちのような人たちかなと思いますが、いかがでしょうか? 先生たちも忙しいでしょうけど、学校の冬休みは一般の仕事納めよりは早く始まるでしょ。
では、この「師走」という語は何に由来しているのでしょうか。
諸説ありますが、じつは平安時代にはすでに語源がわからなくなっていたそうです。
最も有力なのは
- 師=僧侶。経をあげるために僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)というようになった、というもの。
- 四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月。
- トシハツル(歳極・年果・歳終)から。
wikiには日本国語大辞典にあげられている9つの説が挙げられていますが、やはり1がしっくり来る説でしょうかね。いずれにしても、師とは学校の先生たちのことではないのは確かなようです。もちろん、先生たちが暇だと言いたいわけではありませんよ。
12月というと話題に上ること
1941(昭和16年)/12/8 真珠湾攻撃、その直前にマレー作戦が開始。
1968(昭和43年)/12/10 三億円事件、時効になりました。
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1702(元禄15年)/12/14 赤穂浪士討ち入り
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12/22 冬至 もっとも昼が短い日
12/25 クリスマス キリストの誕生日として祝われているが、実際にはこの日ではない。
12/31 大みそか 一年の終わり 晦日とは旧暦の30日、月の終わりのこと。一年の終わりを大晦日と言うようになった。年越しそば、紅白歌合戦。
マレー作戦、三億円事件、赤穂浪士討ち入りについては、別の機会に。