西山朋佳女流三冠が先勝
将棋の女流棋士、西山朋佳女流三冠(29)のプロ棋士編入試験第1局が10日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、西山朋佳女流が高橋佑二郎四段(25)に132手で勝ち、初の「女性棋士」誕生に向けてまず一勝しました。
棋士編入試験第1局で、後手番となった西山朋佳白玲が高橋佑二郎四段との際どい終盤戦を制しました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) September 10, 2024
西山白玲「負けてもおかしくなかった。幸運な面も大きかった」
高橋四段「自分の持っているものを全て出し切った。終盤の切れ味にも中盤の押し引きにも強さを感じた」 pic.twitter.com/B4C8GixKgd
将棋のプロ編入試験とは
現在、西山朋佳女流三冠がこの試験に挑戦しており、初戦で勝利を収めました。彼女が合格すれば、女性初のプロ棋士となります。
石田流三間飛車対居飛車
☖9七角の強手
先手の高橋四段は端から巧みに攻めていきます。しかし、西山女流は、そこを逆手にとって☖9七角というただ捨ての強手で攻めます。その後、双方に悪手がありましたが、最後は高橋四段の猛攻を正確に受けた西山女流が見事な勝利を収めました。
第一局に勝ったのは大きい
今回で5回目となる棋士編入試験五番勝負。過去に第1局を勝った受験者3人は、全員合格している。 pic.twitter.com/qSTfzfWfGg
— mtmt (@mtmtlife) September 10, 2024