ふきんとうだより

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西山朋佳女流三冠対高橋佑二郎四段 プロ編入試験第一局 西山女流先勝

西山朋佳女流三冠が先勝

将棋の女流棋士、西山朋佳女流三冠(29)のプロ棋士編入試験第1局が10日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、西山朋佳女流が高橋佑二郎四段(25)に132手で勝ち、初の「女性棋士」誕生に向けてまず一勝しました。

将棋のプロ編入試験とは

将棋のプロ編入試験とは、アマチュア女流棋士がプロ棋士(四段以上)になるための試験です。試験は5番勝負で行われ、5局中3勝すれば合格となります。試験官は新四段の棋士5名が選ばれます。
受験資格は、公式戦で10勝以上かつ勝率65%以上の成績を収めたアマチュア女流棋士が対象です。試験は月に1局ずつ行われ、試験会場は東京の将棋会館関西将棋会館が主な場所です。
現在、西山朋佳女流三冠がこの試験に挑戦しており、初戦で勝利を収めました。彼女が合格すれば、女性初のプロ棋士となります。

石田流三間飛車居飛車

振り駒で後手になった西山女流三冠。石田流三間飛車飛車で美濃囲いというオーソドックスな戦型を選びます。先手の高橋佑二郎四段は居飛車で、やはりしっかりと囲いました。

☖9七角の強手

先手の高橋四段は端から巧みに攻めていきます。しかし、西山女流は、そこを逆手にとって☖9七角というただ捨ての強手で攻めます。その後、双方に悪手がありましたが、最後は高橋四段の猛攻を正確に受けた西山女流が見事な勝利を収めました。

第一局に勝ったのは大きい