藤井聡太五冠の現状
藤井聡太五冠の快進撃が止まりません。デビューから29連勝といきなりロケットスタートでしたが、五冠・A級となり、トップ棋士たちとの対局がほとんどとなった今期も勝率が8割を超えています。
現在、竜王・王将・王位・棋聖・叡王のタイトルを保持。王将戦では将棋界のレジェンド・羽生善治九段の挑戦を受けての七番勝負が進行中です。今のところ、1勝0敗 (この記事執筆時)。もうだれも止められない状態ですが、その中でも最も注目されるのが、A級順位戦。将棋界のシステムが名人を頂点に順位戦で成り立っているからです。今や、将棋界の帝王と言ってもいい藤井聡太五冠ですが、どんなにいろいろな棋戦で勝ちまくっても、この順位戦で勝たなければ、名人挑戦者にはなれません。
現在、竜王・王将・王位・棋聖・叡王のタイトルを保持。王将戦では将棋界のレジェンド・羽生善治九段の挑戦を受けての七番勝負が進行中です。今のところ、1勝0敗 (この記事執筆時)。もうだれも止められない状態ですが、その中でも最も注目されるのが、A級順位戦。将棋界のシステムが名人を頂点に順位戦で成り立っているからです。今や、将棋界の帝王と言ってもいい藤井聡太五冠ですが、どんなにいろいろな棋戦で勝ちまくっても、この順位戦で勝たなければ、名人挑戦者にはなれません。
順位戦のシステム
その順位戦ですが、今期藤井聡太五冠はA級で戦っています。A級にいるのは10人のトップ棋士。総当たりで一年かけて対局します。その中で1位になった棋士が名人挑戦者になるというシステムです。
そこに至る道はなかなか大変です。プロ棋士は四段でデビューすると、まずC2という一番下のクラスに入って一年間順位戦を戦います。その上位者がC1と上のクラスに上がれます。つまり名人挑戦者になるためには、C2-C1-B2-B1-Aと5つのクラスで上位の成績を取らなければなりません。
さすがの藤井聡太五冠も、C1で一回残留を経験しています。ですから、どんなに強い棋士でも、最低五年間順位戦で上位の成績を取らないと名人挑戦者にはなれないのです。ほかの棋戦はトーナメント方式なので、デビュー直後の棋士でも勝ち続ければタイトルを獲ることが可能です。
そこに至る道はなかなか大変です。プロ棋士は四段でデビューすると、まずC2という一番下のクラスに入って一年間順位戦を戦います。その上位者がC1と上のクラスに上がれます。つまり名人挑戦者になるためには、C2-C1-B2-B1-Aと5つのクラスで上位の成績を取らなければなりません。
さすがの藤井聡太五冠も、C1で一回残留を経験しています。ですから、どんなに強い棋士でも、最低五年間順位戦で上位の成績を取らないと名人挑戦者にはなれないのです。ほかの棋戦はトーナメント方式なので、デビュー直後の棋士でも勝ち続ければタイトルを獲ることが可能です。
A級順位戦で首位
菅井竜也八段に敗れたものの、その1敗を守っています。残っているのは、永瀬王座、稲葉八段。いずれも難敵です。これまでの対戦成績は、永瀬王座には10-4。稲葉八段には4-2。そして、藤井聡太五冠を2敗で追っているのが、菅井八段と広瀬八段。最後に当たる稲葉八段戦がポイントになりそうです。
いずれにしても、藤井聡太五冠が名人挑戦者になる可能性はかなり高いでしょう。
今後の展望
やはり、ここまで来ると全八冠制覇が視野に入ってきます。まあ、藤井聡太五冠の少年の頃の目標が「名人をこす」ですから、これからも快進撃が続くことでしょう。
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