ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太五冠 棋王戦 先勝 史上最年少六冠を目指して

藤井聡太五冠が先勝

藤井聡太五冠が渡辺明棋王に挑戦する第48期棋王戦が始まりました。
第一局は2/5(日)長野市で開かれ、先手の藤井聡太五冠が125手で勝ちました。
 
 

戦型は「角換わり」

両者の目指した戦型は「角換わり」。特に藤井聡太五冠が得意としています。
渡辺明棋王も想定していたようで、昼食休憩までの消費時間はわずか21分。
順位戦での永瀬拓矢王座同様、事前の準備が感じられます。
 

渡辺明棋王の分析

端の攻防から馬を作った渡辺明棋王。しかし、それを活かしての優勢
とまではいかなかったようです。
Twitterでは、先手に決め手を与えずに粘るという点で、
やや一貫性に欠ける手があったとつぶやいています。
 
 

藤井聡太五冠の分析

「盤面全体で戦いが起こってどういう方針で指すのか、一局を通して難しかったと思います」という感想でした。午前中かなり時間を消費したものの、2筋と9筋を絡めた両面から攻めが巧みでした。終わってみれば、先手番で23連勝となりました。
 

相性

藤井聡太五冠の勝利により、渡辺明棋王・名人との対戦成績は
藤井聡太五冠の13勝2敗となりました。
この数字ほど二人の力が離れているとは思いませんが、
渡辺明棋王としてはやりにくいでしょうね。
ちょっとした隙に藤井聡太五冠が抜け出して、優勢を拡大していく
というパターンが多いように感じます。
 
 

最年少六冠なるか

藤井聡太五冠は、棋王位を奪取すると、史上最年少・20歳での六冠となります。
現在の記録は24歳で六冠を達成した羽生善治九段
その羽生九段との王将戦。名人挑戦者を目指すA級順位戦
気の抜けない藤井聡太五冠です。
第二局は2/18(土)に金沢市で行われます。