ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太竜王名人 対 永瀬拓矢王座 王座戦第四局 藤井竜王名人 前人未踏の八冠制覇

藤井竜王名人八冠すべて制覇

藤井聡太竜王名人が永瀬拓矢王座に挑戦する第71期王座戦。藤井竜王名人の2勝1敗で迎えた第四局が京都市で行われました。藤井聡太竜王名人の八冠制覇か永瀬拓矢王座の名誉王座かという大事な番将棋の第四局。何と再び大逆転で藤井聡太竜王名人が勝ちました。これで八冠制覇となりました。この対局を振り返ってみましょう。

戦型は角換わり

桂跳びから2筋の飛車先の歩を切るあたり永瀬王座が積極的に攻めていきました。

昼食

 
本局は午前中から藤井聡太竜王名人が長考を重ね、一時三時間以上の差が付きました。午後になり、永瀬王座は7筋の桂頭にねらいを定めます。藤井竜王名人は浮き飛車で対抗しますが、評価値は徐々に永瀬王座に振れていきます。夕食休憩直前の評価値は、藤井35:65永瀬。

夕食

永瀬王座は昼夜ビーフカレーという連続技です。永瀬王座はカレーが続くときは調子がいいように感じますが、どうでしょうか。

中盤から終盤

永瀬王座の馬、藤井竜王名人の竜が対抗する布陣になりました。馬と銀で竜を圧迫しますが、藤井竜王名人はうまくかわします。この後、先手の厚みが消え、後手が中央を制覇しました。しかし、このあたりで藤井竜王名人、1分将棋に。永瀬玉は☗5七玉でほぼ単独になりましたが、ここから猛攻です。藤井竜王名人は永瀬玉の上部脱出を阻もうと、☖5五銀としますが、ここで永瀬王座勝勢です。

痛恨のミス

しかし、何と☗5三馬と指し、藤井玉は☖2二玉で安泰に。永瀬王座に痛恨のミスが出ました。20:59。ついに永瀬王座が頭を下げて、投了。ほぼ同時に藤井竜王名人も頭を下げ、前人未踏の八冠全冠制覇となりました。藤井聡太竜王八冠! おめでとうございます!