ふきのとうで一番好きな曲 「初恋」
この曲はふきのとうで一番好きな歌です。「六月の雨の朝」と歌詞で歌われていますので、この季節に聴くとぴったりです。
歌詞
あなたが嫁ぐ六月の雨の朝
綺麗な花嫁衣装に身を包みそして、その隣には
僕が立っていると
いつも心にそう決めていたんだ
ただひとりの女(ひと)と決めていた男ものの大きなシャツが好きで
困ったとき首を曲げるのがくせで
だれよりも優しさが似合う人で
だれにも負けないくらい愛してたのにずっと僕のそばに
ずっと居てくれると信じてたのに 「初恋」1番
細坪さんの体験から
梅雨でしっとりと冷たい雨の降る六月のある朝、
初恋のあの女(ひと)が行ってしまう・・・
典型的な失恋の歌で、ふきのとうらしい歌です。
おそらく細坪さんの学生時代の体験から生まれたのでしょう。
山木さんの曲とはちょっと違う初々しさが感じられます。
自分が経験したことを、何か青くて、ほろ苦い気持ちとともに思い出させる、
切ない歌です。
松山千春や村下孝蔵の「初恋」も好きですが、
ふきのとうの「初恋」は何か特別なのです。
ふきのとう/初恋 (1978年)作詞・作曲 細坪基佳
この曲は「思い出通り雨」というLPに入っていた曲で、後にシングルカットされましたが、「思い出通り雨」のB面。
ですから、ふきのとうの楽曲の中ではそれほど有名ではありません。
このアルバムは名曲ぞろいで、実は最初の頃「初恋」が一番好きな曲というほどでもありませんでした。
むしろ、自分が同じような経験をして、少しずつ心に沁みるようになったのかもしれません。
ふきのとうはコンサートでこの曲をよく歌っていたので、おそらくファンの中では間違いなく人気の上位にくるはずです。
この「思い出通り雨」は他にも名曲がたくさん入っているので、また追々ご紹介いたします。
たとえば、「君をいつまでも忘れない」は名曲です。