1勝1敗のタイで迎えた王将戦の第三局。藤井王将が勝ちました。これで対戦成績は藤井王将の2勝1敗となりました。通算では藤井王将の9勝、羽生九段の2勝です。
#藤井聡太 王将の勝利
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) January 29, 2023
【第72期ALSOK杯 #王将戦 七番勝負第3局】
○藤井聡太王将 VS ●羽生善治九段
第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第3局が、1月28・29日(土・日)に「金沢東急ホテル」で行われ、藤井王将が95手で羽生九段に勝ち、対戦成績を2勝1敗としました。 https://t.co/PYpNLyYBbU
羽生九段の作戦は雁木
先手は藤井王将。当然のごとく初手は飛車先を突きます。対する後手・羽生善治九段は角道を開けます。先手も角道を開けますが、羽生九段は角道を止めます。おー、振り飛車かという出だしです。しかし、14手目に飛車先を伸ばしたため振り飛車ではなく、雁木となりました。対する藤井王将は銀を繰り出して急戦模様。3筋の歩を突いて仕掛けます。その後、角銀をそれぞれ取り合って激しい応酬となります。1日目の昼前でここまで進みました。午後は一転してゆっくりとした展開になります。
羽生陣に隙が
2日目は隙が生じた後手陣に藤井王将がすかさず角を打ち込みます。その角が成り、藤井王将が指しやすくなります。羽生玉は上部脱出を図りますが、藤井王将が巧みに阻止し、徐々に優勢を拡大します。最後、羽生九段が藤井玉を9筋まで追い詰めますが、勝つときの藤井聡太、詰みがありません。結局95手で藤井聡太王将の勝ち。直近では先手番で22連勝となりました。
記事を書きました。
— mtmt (@mtmtlife) January 29, 2023
藤井聡太王将(20)先手番で公式戦22連勝! 王将戦七番勝負第3局で羽生善治挑戦者(52)に勝利(松本博文)#Yahooニュースhttps://t.co/zrB4s0z1Nf
羽生九段は雁木を繰り出しました。局後、羽生九段は雁木を選択したのは「ちょっとまだ未解決の部分もあるのかなと思って指してみました」と語りました。結果は、若き帝王・藤井王将が羽生陣の隙を見逃さなかった一局となりました。
【王将戦】羽生善治九段「封じ手の4二王はいい手ではなかったかもしれない」 藤井王将に完敗認める― スポニチ Sponichi Annex 芸能
— ふきんとう (@mi26an) January 29
羽生九段が中盤で自陣に隙を作ったあたりがよくなかったようです。 https://t.co/Uh7Kjo82Zz
さて、第四局は羽生九段が先手。ここで藤井王将が勝つと、七番勝負に王手がかかります。羽生九段の巻き返しが期待されます。