ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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王将戦第三局 藤井王将が勝利 2勝1敗に 羽生九段は雁木

1勝1敗のタイで迎えた王将戦の第三局藤井王将が勝ちました。これで対戦成績は藤井王将の2勝1敗となりました。通算では藤井王将の9勝、羽生九段の2勝です。
 
 
羽生九段の作戦は雁木
先手は藤井王将。当然のごとく初手は飛車先を突きます。対する後手・羽生善治九段は角道を開けます。先手も角道を開けますが、羽生九段は角道を止めます。おー、振り飛車という出だしです。しかし、14手目に飛車先を伸ばしたため振り飛車ではなく、雁木となりました。対する藤井王将は銀を繰り出して急戦模様。3筋の歩を突いて仕掛けます。その後、角銀をそれぞれ取り合って激しい応酬となります。1日目の昼前でここまで進みました。午後は一転してゆっくりとした展開になります。
 

羽生陣に隙が

2日目は隙が生じた後手陣に藤井王将がすかさず角を打ち込みます。その角が成り、藤井王将が指しやすくなります。羽生玉は上部脱出を図りますが、藤井王将が巧みに阻止し、徐々に優勢を拡大します。最後、羽生九段が藤井玉を9筋まで追い詰めますが、勝つときの藤井聡太、詰みがありません。結局95手で藤井聡太王将の勝ち直近では先手番で22連勝となりました。
 
 
羽生九段は雁木を繰り出しました。局後、羽生九段は雁木を選択したのは「ちょっとまだ未解決の部分もあるのかなと思って指してみました」と語りました。結果は、若き帝王・藤井王将が羽生陣の隙を見逃さなかった一局となりました。
 
棋譜の詳細と解説は毎日新聞の公式サイトをご覧ください。

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