ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太棋王対伊藤匠七段 棋王戦第三局 藤井棋王が二勝目 防衛に王手

2024/3/3(日)新潟市で行われた棋王戦第三局 藤井棋王が防衛まであと一勝

藤井聡太棋王の先手番です。藤井棋王の誘導で角換わりとなりました。伊藤匠七段にとっても受けて立つ以外の選択はないでしょう。角換わりの研究で最前線にいる二人です。
 
 

昼食休憩後の形勢

藤井53:47伊藤とほぼ互角。
伊藤匠七段が角を打ち込んだ後、藤井聡太棋王は自玉の下に飛車を持って行きます。
この時点で、持ち時間は伊藤匠七段が2時間ほど少ないという展開です。評価値は51:49。☗6七歩で50:50に。解説の阿久津八段はやや不可解な手という反応。「若い二人ですが、将棋は老獪」という解説はすごい誉め言葉だと思いますし、阿久津八段からすると、ちょっと強すぎるぜという感じでしょうか。その後、右辺の折衝、飛車が再び3筋に戻り、藤井57:43伊藤となりました。その後互角に戻りましたが、1筋の攻防で再び、藤井55:45伊藤と微妙に動きます。馬を切って金を手にした伊藤匠七段。金を2筋に打ち込んだのがどうだったのか。ついに、藤井67:33伊藤と先手が指しやすくなりました。

藤井棋王が飛車切りで押し切る

その後、飛車をすぱっと切った藤井棋王。受けが難しくなった伊藤匠七段。後手玉を挟み込むように攻める藤井棋王がはっきり優勢になりました。そして、そのまま押し切り、防衛まであと一勝です。これで対藤井聡太9連敗となってしまった伊藤匠七段。終盤の入り口までは、行けそうな感じでしたので、一方的に負けている訳ではありません。残りの対局に期待しましょう。