ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太八冠対伊藤匠七段 第49期棋王戦第一局 持将棋に

 

結果は持将棋(無勝負・引き分け)

2/4(日)富山県魚津市で行われた、藤井聡太棋王対伊藤匠七段の第49期棋王戦第一局。何と持将棋になりました。
 

持将棋とは

双方の玉が相手陣に入って詰めることが出来ない状態で、所定の条件を満たしている場合、両対局者の合意で引き分けとなることです。詳しくはこちらをご覧ください。
局後「規定はどうなっていますか」と尋ねた藤井聡太棋王。立会いの森内俊之九段は「無勝負で、今日は指し直しません。」と説明。第一局は引き分けとなり、以降日程通り指されます。どちらかが3勝するまでという規定は変わりません。タイトル戦以外では、同日指し直しとなるため、藤井聡太棋王は、その点を確認したようです。
 

同学年対決再び

藤井聡太棋王と伊藤匠七段。よく「同学年対決」とよく表現されていますが、「同い年」でいいじゃないかと思うんだけどね。ふつうに同い年です。
藤井聡太棋王 2002/7/19 (21歳)
伊藤匠七段 2002/10/10 (21歳)
 

戦型

戦型は両者ともに得意としている角換わり腰掛け銀。ものすごい速さで指し手が進んでいきます。途中までは藤井聡太棋王の想定内の局面でした。伊藤匠七段も「予定していた作戦でした。(途中から)持将棋を目指す展開になりましたが、自分の方が手数がかかるので、慎重に指しました。」と述べていましたので、両者の主張がぶつかる展開になりました。

昼食

 

伊藤匠七段としてはややプラス

後手番となった第一局が無勝負となったため、第二局は順番どおり伊藤匠七段が先手番で指すことになります。後手番で負けなかったという意味では、心理的には少し得した感じではないでしょうか。藤井聡太棋王も「途中からは、伊藤匠七段の掌のうえというか。そういう将棋になりました。」と笑っていました。

持将棋を狙っていたとすれば、すごいことですが・・・

魚津と言えば

前夜祭では両対局者は「蜃気楼」を挙げていたようです。僕は、魚津と言えば「米騒動」を思い浮かべます。