ふきんとうだより

フォーク、藤井聡太、宮沢賢治、佐々木朗希、石川優子についてつらつら語ります

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藤井聡太王将対菅井竜也八段 第73期王将戦第四局 藤井聡太王将が防衛

藤井聡太王将が連続20期タイトル獲得の新記録達成

東京都立川市で開かれていた第73期王将戦は、藤井聡太王将が挑戦者・菅井竜也八段に4連勝して防衛。タイトル20期連続となりました。これは大山康晴十五世名人の持っていた19期連続タイトル記録を更新するものです。

戦型は角交換三間飛車

菅井竜也八段は第一局、第二局に続いて本局でも三間飛車を選択。角交換型という菅井八段が得意とする戦型です。双方が馬を作り、先手は矢倉模様、後手は銀美濃という陣形に。38手(16:20頃)進んだ時点で、藤井58:42菅井と、やや居飛車側がいいようです。評価値でなかなかリードを奪えない菅井八段ですが、中盤どう指すでしょうか。

昼食は

わりと庶民的なメニューで好感が持てます。
20分ほどで対局室に戻ってきた菅井八段。相変わらず食べるのが早いですね。

飛車交換を迫る藤井王将

39手目で先手・藤井王将は飛車交換を迫ります。ここで菅井八段どうするでしょうか。勝負所と見たのでしょう。菅井八段大長考です。菅井八段の長考は90分を超え、そのまま封じ手となりました。菅井八段のしぐさからすると、あまり良い順が思い浮かばず、悲観的になっているかもしれません。でも、ここが踏ん張りどころ。何とか踏みとどまってヒタヒタ付いていく感じで行ってほしいものです。

二日目

菅井八段の封じ手は飛車交換に応じる手でした。

二日目昼食

菅井八段は昨日に続いてラーメンです。
 
 
今回も少しずつ手堅い手を続けて優位を拡大していく藤井王将。☗1六飛が盲点をつく好手でした。菅井八段も馬を駆使して必死の防戦ですが、ついに力尽き、121手で投了となりました。
再度の挑戦に期待したい菅井八段
今回4連敗となってしまった菅井竜也八段。無念でしょうし、勝ち味がほとんどないという展開はかなりショックだと思われます。しかし、これから藤井八冠に挑戦する機会が必ずや訪れます。その時に備えて振り飛車をさらに磨いてください。