佐々木朗希やロッテは何も語らず
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、ポスティングシステムを利用して今オフのメジャー移籍を希望していると報じられました。 ポスティングシステムは、海外FA権取得前に大リーグに移籍する制度です。 現在は入札制ではなく、獲得を希望する全球団と交渉することができます。
ロッテ・朗希が今オフのメジャー挑戦要望 ポスティング申請期限は15日に迫る― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/WqkjqUpUZF
— スポニチロッテ担当2023 (@SponichiMarines) December 9, 2023
しかし、現時点では、佐々木朗希本人やロッテマリーンズは何も語っておらず、もしかしたら希望的観測記事か誤報の可能性もあります。しかし、この機会に佐々木朗希投手のポスティングシステムによる大リーグ挑戦の可能性について考えてみましょう。
ポスティングシステムとは
ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグ(MLB)に移籍する際に利用できる制度です。 海外フリーエージェント(FA)権を持たない選手が対象で、所属球団が選手の保有権をMLB球団に譲渡する形をとります。つまり、佐々木朗希が希望しても、ロッテ球団が同意しないとこの制度は利用できないということ。申請期間は11月1日から12月15日までです。ポスティングシステムでは、以前のように入札制ではなく、獲得を希望する全球団と交渉することができます。
ロッテが認める可能性は?
佐々木朗希投手がメジャーに挑戦したいという気持ちはわかりますが、ロッテが今オフの移籍を認める可能性はかなり低いと思われます。 メジャー契約できる25歳まで待てば、ロッテにポスティングで入る移籍金の額も大きくなるためです。 そして、これまでの起用の仕方からもわかるように、ロッテは佐々木朗希の大リーグ移籍を視野に入れて、慎重な育成を図ってきました。現時点での移籍はその構想よりもかなり早いため故障などのリスクも大きいと考えられます。
注目度は高いが
佐々木朗希投手はプロ4年目の今季、世界一に輝いたWBCに出場しました。 準決勝のメキシコ戦には佐々木選手目当てにMLBのスカウトが64人も訪れ、MLBからの注目度の高さを物語っています。しかし、佐々木朗希は今季フルシーズンにわたって投げることは出来ず、7勝4敗にとどまりました。体力を付けてそこをクリアしてからの方がよいのではと言う意見も多いです。
当サイトの見方は
佐々木朗希投手自身が、今すぐ移籍することは希望していないのではと考えます。メディアは話題性が高いために、観測記事として書いている可能性が高いです。本人の発言からもそれがうかがえます。
ロッテ・佐々木朗希、来年の抱負を語る「身体作りから大事になる」
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) December 12, 2023
WBCから始まった今シーズンを振り返る⚾#佐々木朗希 pic.twitter.com/TyYnBqvsdE
それは、球速が165kmでも芯でとらえられることがあること、ストレート、フォーク主体のピッチングは故障が多いことが理由です。そのあたりをクリアできれば、25歳まで待つ必要はないと考えます。いずれにしても、佐々木朗希投手が更なる飛躍を遂げることを応援していくことには変わりありません。
追記
12/15 ポスティングの申請が締め切られました。佐々木朗希投手のポスティングは見送られたようです。
12/26 佐々木朗希投手の契約更改が年を越すと報道されました。理由は、本人が来オフでのポスティングによる大リーグ移籍を望んでいるためという説明ですが、真偽はわかりません。
12/26 佐々木朗希投手の契約更改が年を越すと報道されました。理由は、本人が来オフでのポスティングによる大リーグ移籍を望んでいるためという説明ですが、真偽はわかりません。
佐々木朗希「メジャー挑戦」めぐり攻防戦 来年オフのポスティング求め契約更改は越年 時期尚早、球団内「特別扱い見直すべき」の声(2/2ページ)どこまで正確なのかは不明ですが、この流れは朗希にとってはマイナス。 https://t.co/d1zYoHK6bN @zak_deskより
— ふきんとう (@mi26an) December 26, 2023
契約更改
#佐々木朗希 とりあえず契約更改出来てよかった。みんなを納得させるピッチングを期待します。
— ふきんとう (@mi26an) January 26, 2024
【ロッテ】佐々木朗希との契約合意発表 自費キャンプは回避 近日中に会見へ #ldnews https://t.co/V9UUdmxtVX