ふきんとうだより

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山下数毅三段、竜王戦決勝トーナメント1回戦で谷合四段に敗れる

17歳の新星、プロの壁に挑む

2025年6月25日、将棋界に新たな旋風を巻き起こす17歳の奨励会員、山下数毅三段が、竜王戦決勝トーナメント1回戦で谷合廣紀四段と激突しました。奨励会員として史上初の快挙を続ける山下三段は、プロ棋士の厚い壁にどう挑んだのか? この対局の結果と内容、そして山下三段の未来に迫ります。藤井聡太竜王に続く次世代のスター候補の戦いに、目が離せません!

対局結果

2025年6月25日、東京・将棋会館で行われた竜王戦決勝トーナメント1回戦で、谷合廣紀四段が山下数毅三段に87手で勝利しました。対局は10時に開始し、18時44分に終局。山下三段の快進撃はここで一旦ストップしましたが、今後の可能性と飛躍に注目が集まっています。

対局内容

戦型

  • 谷合四段(先手): 四間飛車振り飛車)。美濃囲いを構築し、得意戦法を展開。
  • 山下三段(後手): 居飛車。舟囲いを基盤に持久戦を目指す。

対局の経過

序盤、振り駒で谷合四段が先手となり、四間飛車を採用。山下三段は居飛車で対抗し、△3三角からじっくりとした駒組みを進めました。両者とも角交換を行い、互いに角を手持ちとしました。

中盤、昼食休憩前に山下三段が△4五歩と大胆に仕掛け、角道を通しました。この手は「大胆すぎる」と評され、森下卓九段らが見入るほどの衝撃を与えました。谷合四段は冷静に▲3三角成~▲4五歩で対応し、後手陣の急所(桂頭)を攻める展開に持ち込みました。

終盤、谷合四段がリードを維持。角銀交換の駒損をものともせず、山下玉の頭上に持ち駒を打ち付けて攻めを強化しました。山下三段は△4八歩で形を作るも、夕食休憩明けに追い詰められ、87手で投了しました。

山下三段のコメント: 「序盤で不用意な手を指してしまい、チャンスがなかった。4筋の仕掛けは暴発気味で、慎重さに欠けた。」

谷合四段のコメント: 「ちゃんと指せた。」

news.yahoo.co.jp

山下数毅三段のプロ入り見通し

山下三段は奨励会三段(17歳)で、竜王戦5組ランキング戦優勝により、奨励会員として史上初の決勝トーナメント進出を果たしました。この成績で4組昇級「次点」1つを獲得。過去の三段リーグでの次点1つと合わせて、次点2回による四段昇段(プロ入り)の権利をほぼ手中にしています。ただし、三段リーグで降段点(勝率2割5分以下)を取らないことが条件です。現在三段リーグでは、4勝4敗で、上位2名に入るのは厳しい状況ですが、逆にここからでも三段リーグを突破しての昇段を目指してほしいものです。

日本将棋連盟の規定により、2025年10月1日付でプロ入り(フリークラス)が可能。フリークラスでは10年以内に一定の成績を収める必要があります。竜王戦4組からのスタートが確定し、17歳の若さから早期の活躍が期待されます。

山下数毅三段にかかる期待

山下三段は「圧倒的な終盤力」を持ち味とし、2025年4月の詰将棋解答選手権で83点(3位)を記録。藤井聡太竜王らトップ棋士に続く成績です。奨励会員として竜王戦5組優勝、4組昇級、決勝トーナメント進出はいずれも史上初。16歳でプロ棋士を破った実績から、「藤井聡太の次の世代」の筆頭として期待されています。

Xの投稿では「まだ17歳」「将来が楽しみ」との声が多く、AIに頼らず独自の将棋スタイルを貫く姿勢も高く評価されています。ただし、今回の敗戦で本人が「慎重さに欠けた」と振り返ったように、序盤の精度向上が課題です。プロ入り後の戦いにも注目が集まります。

結論

山下三段の積極性が功を奏さず、この対局は持ち前の終盤力を発揮できる局面にはなりませんでした。しかしプロ入りをほぼ確実にした17歳の若き才能は、将棋界の未来を担う存在として大いに期待されています。今後の活躍に注目しましょう!

出典