「チャイナ☆スタディ」とは
「チャイナ☆スタディ」とは、昨今注目を集めている、中国の政治や軍事の分析ではなく、中国で行なわれた食事と栄養に関する調査プロジェクトとその著作のことです。
著者であるT・コリン・キャンベル氏は栄養学の世界的権威です。
著者であるT・コリン・キャンベル氏は栄養学の世界的権威です。
長年信じられてきたことを否定する。これは至難の業です。
たとえば、天文学では天動説が長い間信じられていました。地動説を唱えたガリレオはカトリック教会から異端とされてしまいました。
そう、真実はすぐには受け入れられないのです。むしろ反対され迫害されることになります。
真実が受け入れられないわけ
なぜ真実はなかなか受け入れられないのでしょうか?
長い間信じられてきた間違いを土台にして地位や富を得ている人たちが大勢いるからです。真実はその既得権益を壊してしまうので、あの手この手で妨害を受けるわけです。実際、ほとんどの人は真実であるかどうか、疑うことすらしていません。
栄養と食事に関する「常識」
栄養に関しても同じことが生じてきました。
「良質なたんぱく質は健康に良い」ということが長い間何の疑問もなく受け入れられてきました。本書(T・コリン・キャンベル著)はその常識ともいえる考えが間違いであることを論証しています。
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そして、真実がなぜ今も受け入れられていないのかにも切り込んでいます。
前回紹介しました「WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学」の前編となるのが本書です。
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この本から学べること
本書の見出しを追っていくだけでも、興味を引くテーマの連続です。
①「動物たんぱく神話」の崩壊
がんの進行は止められる
史上最大の疫学調査「チャイナ・プロジェクト」の全貌
②あらゆる生活習慣病を改善する「人間と食の原則」
心臓病、肥満、糖尿病、がんと食習慣の関係
③科学が導き出した「究極の栄養摂取」
健康と食べ物に関する八大原則
④「正しい情報」はいかにして葬られるのか
インチキ扱いされた「マクバガン報告」
歴史から学ぶべきこと
・・・などなど
ひとりでも多くの人がこれら二冊を読み正しい知識と食習慣によって健康への道を歩まれることを願っています。
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