今や将棋界のみならず、日本中の注目を集めている藤井聡太さん。
大谷翔平と並んで、みんなに力を与える存在ですね。今日も仕事をしながら、ひとしきり藤井聡太さんがいかにすごいかを、同僚に力説してしまいましたよ。
藤井さんはすでに、王位、棋聖、叡王、竜王と四冠ですが、王将戦でも挑戦者になりました。王将戦には挑戦者決定リーグがあり、七人が総当たりで戦います。きょう近藤誠也七段との対局に勝ち、5連勝。あと一局残していますが、残りの棋士がすべて2敗以上のため挑戦者となりました。
第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグが19日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太4冠が近藤誠也七段に勝ち、5戦全勝としました。近藤七段は3勝2敗。藤井4冠は最終局を待たずに、渡辺明王将=名人、棋王=への挑戦権獲得を決めました。4冠対3冠のまさに「頂上決戦」となります。 pic.twitter.com/tDINJaActN
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2021年11月19日
ここまでふたりの対戦は藤井さんが8勝1敗と大きく勝ち越しています。
渡辺さんは藤井さんをどう見ているのか、興味深い記事がありました。
渡辺さんは名人ですから、将棋においては第一人者という扱いですが、その名人でさえ番将棋で藤井さんに勝つことは難しいと認めています。羽生さんが全冠制覇を果たしたのは1996年ですが、次に将棋界を制覇するのは、藤井聡太と認めている訳です。
羽生さんの後を継ぐ棋士へと https://t.co/s0cCp3FXgc
— ふきんとう (@mi26an) 2021年11月19日
だからといって、2022/1/9に始まる王将戦、藤井聡太四冠の楽勝なんてことはありません。
名人も彼我の力を冷静に分析しつつ、これまでの経験を生かして、きっちり対応してくるはずです。
しかし、だれよりも謙虚に自分を見つめ、おごった所がないのが藤井さんです。
わたしにはどちらかに勝ってほしいという気持ちはありませんが、藤井さんがどのように名人になり、羽生さんが築かれた所に近づいていくのかに注目しています。
さらに自分なりの藤井論を書いていくつもりです。