ふきんとうだより

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藤井聡太五冠、棋王戦第三局に敗れ2勝1敗に

藤井五冠、終盤で詰みを逃す

 
将棋の第48期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第3局が
5日、新潟市で行われました。
藤井聡太五冠(20)=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=は先手番でしたが、
渡辺明棋王(38)=名人=に174手で敗れ、シリーズ2勝1敗としました。
渡辺棋王は対藤井聡太五冠のタイトル戦連敗を10で止めました。
通算では藤井聡太五冠の15勝3敗です。
藤井五冠は珍しく最終盤で15手詰めを逃して敗れ、
史上最年少六冠達成は次局に持ち越しに。
第4局は19日に栃木県日光市で行われます。
本局は、藤井聡太五冠の先手で始まりました。ご存じのように、
藤井五冠は先手番では、ここまで28連勝中。
序盤から渡辺明棋王が積極的に攻め、藤井五冠は受けに回りました。
中盤では藤井五冠が反撃に出て形勢を逆転しましたが、
終盤では渡辺棋王が粘り強く追い上げ、
最後は藤井五冠が詰みを逃して渡辺棋王が勝利しました。

自分のミスで負けました

 
局後の利用対局者のコメントは以下の通りです
 
渡辺明棋王
「今日は自分が攻めていたので、勝ちたかったです。藤井さんは強いですし、最後まで気を抜けない相手です。でも、今日は自分の将棋が出せたと思います。次も頑張ります」
 

渡辺明名人はツイッターやブログでご自分の対局についても感想を書いてくださるので、とても参考になります。

藤井聡太五冠:
「渡辺さんに攻められてしまいました。中盤では少しチャンスがあったかもしれませんが、終盤では渡辺さんの方が上手でした。最後は自分のミスで負けました。残念ですが、次に向けて気持ちを切り替えます」
 

 

若き帝王、がんばれ

 
藤井聡太五冠には、やはり過密スケジュールによる疲れもあるでしょうか。
詰みを逃したあとは、明らかに落胆した様子が、表情としぐさに現われていました。
本局は形勢が二転三転しましたので、ポーカーフェイスを貫けたら、
さらにもっと強くなるでしょう。いやいや、今でも勝率8割を越えているのですが。
渡辺棋王は連敗が止まり、ほっとしたでしょう。
藤井五冠は、3/8に名人挑戦者決定のプレーオフもありますので、
息つく暇もありません。
しかし、若き帝王としてここは乗り越えなければいけない関門です。
がんばってください!