佐々木朗希の輝く一歩
4月13日、ドジャースの佐々木朗希投手がカブス戦でメジャー4度目の先発に臨んだ。5回81球を投げ、4安打1失点、3奪三振の力投を見せたが、打線の援護なく0-16の大敗で初黒星を喫した。それでも、98.3mph(158.2km/h)の速球と鋭いスプリットでピンチを切り抜ける姿は圧巻。「令和の怪物」のメジャーでの成長に、ファンの期待は高まるばかりだ。
試合のハイライト:ピンチを切り抜けた5イニング
佐々木選手の5イニングをイニングごとに振り返る。
1回:守備に支えられた三者凡退の立ち上がり
初回はボールがやや先行したが、98.3mph(158.2km/h)の速球とスプリットを駆使し、2つのゴロアウトを誘発。3番カイル・タッカーのショートライナーをムーキー・ベッツが好捕し、三者凡退で上々のスタートを切った。バックの守備に助けられ、落ち着いた立ち上がりを見せた。
2回:初被弾も冷静な奪三振で立て直し
先頭のマイケル・ブッシュに高めの96mph(154.5km/h)速球を捉えられ、ソロ本塁打を被弾(1失点)。だが、後続には低めの97mph(156.1km/h)速球とスプリットを集め、1奪三振と内野ゴロで追加点を許さず。被弾後の冷静な対応で、メジャーの強打者相手に動じない姿を見せつけた。
3回:スプリットの課題と好守でのピンチ脱出
スプリットの制球が不安定で、2四球と安打で2死満塁のピンチを招く。カウント2-2から投じたスプリットが浮き、強烈な当たりを浴びたが、センターのアンディ・パヘスがフェンス直前でスーパーキャッチ。「あのプレーがなければ大量失点だった」と佐々木選手も感謝を口にした。97.5mph(157km/h)の速球でピンチを凌ぎ、成長の試練を乗り越えた。
4回:スプリットで三振!安定感を取り戻す
スプリットが低めに決まり始め、2番イアン・ハップを鋭い落差のスプリットで空振り三振。96-98mph(154.5-158.2km/h)の速球で高めを攻め、ライトライナーをキケ・ヘルナンデスが好捕。フォークも織り交ぜ内野ゴロを誘い、三者凡退でリズムを掴んだ。守備との連携で安定感を取り戻した。
5回:巧打に屈するも後続を断つ力投
先頭のコディ・ベリンジャーに低めスプリットを左前に運ばれ単打を許す。1死一、二塁のピンチで鈴木誠也選手の代打ミゲル・アマヤを98mph(158km/h)速球とフォークで左飛に打ち取り、追加点を阻止。81球目で5回を投げ切り、スタミナとタフネスを証明した。
佐々木朗希の成長:課題と可能性
スプリットの制球やボール先行は課題だが、5回1失点、3奪三振、防御率3.29はカブスの強力打線相手に立派な成績だ。98.3mph(158.2km/h)の速球とフォークの効果的な使用でピンチを脱し、米記者からも「着実に成長を続けている」と高評価を受けた。試合後、佐々木選手は「3回のパヘスのプレーに助けられた。スプリットは修正できた部分もあるので、次に繋がる」と前向きに振り返った。初黒星は打線の沈黙によるもので、佐々木選手の責任は軽い。カブス戦での粘投は、未来のエースへの確かな一歩だ。
ファンへのメッセージ:佐々木朗希の未来は明るい
東京シリーズのデビュー戦(3回1失点)から投球回が伸び、5回を投げ切った佐々木選手の進化は明らかだ。メジャーの舞台で着実に適応し、スタミナと精神力を磨いている。次回先発は中6日で4月20日のナショナルズ戦が予定されており、初勝利への期待が高まる。「ファンの皆さんの応援が力になる」と語る佐々木選手の快投を、共に応援しよう!
試合データと一言
佐々木朗希の4/13登板成績
- 投球回:5回
- 投球数:81球(50ストライク)
- 被安打:4(1本塁打)
- 失点:1
- 奪三振:3
- 与四球:2
- 最速:98.3mph(158.2km/h)
- 防御率:3.29
初黒星も、佐々木朗希の98.3mph(158.2km/h)の速球と可能性は止まらない!次回の初勝利に期待!