ふきんとうだより

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佐々木朗希 ポスティングでメジャーリーグへ

ロッテは佐々木朗希がポスティングでのメジャー移籍を認める

2024/11/9 ロッテは佐々木朗希がポスティングでメジャーリーグの球団に移籍する手続きを開始したと正式に発表しました。Xのポストには、球団、吉井監督、佐々木朗希本人のコメントが載せられており、諸手をあげてではないものの、概ね円満での結論に達した模様です。

不満を隠せないロッテファンと評論家たち

球団と佐々木朗希の決定について、あからさまに不満を述べている、批判しているロッテファンが多いようです。Xを見ていての実感では、7割くらいのポストは好意的ではないですね。評論家たちも「わがまま」「恩返しが足りない」「悪しき前例」というようなコメントをしています。
広岡達朗氏は、「ロッテは我儘に愛想が尽きたんだろう。日本はメジャーの踏み台じゃない。今のままじゃ行っても失敗する」と厳しい苦言を呈した。https://x.gd/0l3GS

好意的なコメントも

今回のロッテの決断と今後の佐々木朗希に対して好意的な意見もあるので、そちらもご覧ください。
当サイトでは、もう少し客観的に、佐々木朗希のポスティングと大リーグに向けてのポイントをまとめてみます。今回の決定に不満の方、応援したい方、はたまた、どうでもいいよと思っている方も、ぜひ続きをご覧ください。

ポスティングとは

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグMLB)に移籍する際に利用できる制度です。 海外フリーエージェント(FA)権を持たない選手が対象で、所属球団が選手の保有権をMLB球団に譲渡する形をとります。申請期間は11月1日から12月15日までです。ポスティングシステムでは、以前のように入札制ではなく、獲得を希望する全球団と交渉することができます。 つまり、今回のロッテと佐々木朗希の合意は、ルールに則ったものであるということ。しかも、ロッテにはポスティングを認めないという選択肢もあったのに、佐々木の希望をかなえてあげたいというのですから、背後に何か事情があるのもしれませんが、佐々木朗希の意向を尊重したことになります。

マイナー契約とは

一軍登録される40名の枠外での契約。つまり、契約時に一軍のメンバーではないということですが、オープン戦などの活躍で、開幕までにメジャー契約になる可能性は十分にあります。25歳まで待てば、契約金と譲渡金の制限もなくなるため、ロッテは入るはずのお金をみすみす逃しているという批判がありますが、これはまさに「捕らぬ狸の皮算用」。選手のキャリアにおいて、最適なタイミングの見極めは、当事者である佐々木朗希本人と両球団が最も慎重に検討する事項なのです。

佐々木朗希のこれまでの成績

通算29勝15敗。完全試合1
今季10勝5敗
「だから、わがままでひ弱な佐々木朗希は、メジャーリーグでは成功しない」という声が多々あります。そこは実は、当サイトも心配しているところです。ぜひメジャーで活躍してしてほしいのですが、ストレートで三振がなかなか取れないし、通年で15勝くらいの成績なら安心できるのが正直な気持ちです。ただメジャーリーグの多数の球団が現時点での佐々木朗希の実力と可能性を高く評価していることも事実です。成功するか失敗するかは、今後の本人の努力と、獲得する球団の方針にかかっています。

今後の展望

現状では、ロサンゼルス・ドジャースが有力候補として報じられています。すでに大谷翔平と山本由伸が在籍するチームであり、日本人選手の実績もある環境は、佐々木朗希にとって好ましい条件となるでしょう。
メジャーリーグの合理的な育成システムと、データに基づいたコンディション管理は、佐々木朗希の才能を最大限に引き出す可能性を秘めています。今後の動向を注視していきたいと思います。