ふきんとうだより

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ホリエモンはフジテレビ社長になれるのか⑥ 現経営陣がリード

北尾氏の衝撃発言:フジを「腐ってる」と切り捨て

2025年6月25日のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)株主総会を前に、改革派の旗手・SBI北尾吉孝氏がまさかのトーンダウン! 「フジは腐ってる」「もう放っておく」と、5月16日の取材で捨て台詞を吐きました(日経ビジネス、2025年5月19日)。 4月の北尾氏は「ガバナンスは崩壊状態」「5%くらい買い増すのは訳ない。敵対するなら徹底的に勝負」と息巻いていたのに、この豹変は衝撃的です!

ダルトン・インベストメンツの筆頭候補として、メディアとITの融合でフジを変える気概だった北尾氏。 しかし、FMHがダルトンの12人取締役候補(北尾氏、菊岡稔氏ら)に「全員一致で反対」(TBS NEWS DIG、2025年5月18日)、 放送法(取締役過半数日本国籍放送法第93条)を盾に対話を拒んだことが引き金。 北尾氏はこれを「2度目の裏切り」と激昂し、2005年のライブドアホリエモン)買収騒動でのFMHの防衛策を重ね合わせました。 「堀江君に悪いことをした」と後悔する北尾氏ですが(日経ビジネス)、ホリエモンもまんざらでもない様子でしたが、北尾氏の会見で潮目が変わったようです。

なぜ北尾氏は後退したのか?

北尾氏のトーンダウンは、FMHの強硬姿勢と株主支持の不透明さが原因です。 FMHの株主は機関投資家が約60%(2024年9月末、Japan Times)で、 ダルトン(7.19%)やレノ(11.81%)の影響力は限定的。 機関投資家が現経営陣を支持する中、議決権争奪戦(プロキシファイト)の勝算が低いと判断したのでしょう。 Xでも「北尾さんに投票しづらい」との声がちらほら(X検索、2025年5月19日)。 SBIの経営者として、AIやフィンテックに注力する方が合理的と考えたのかもしれません。

菊岡氏の冷静な訴え:改革の希望を繋ぐ

北尾氏の後退とは対照的に、ダルトン推薦の菊岡稔氏は冷静沈着。 「取締役選任は二者択一じゃない。株主が1人ずつ賛否を決める」と仕組みを解説し、 「ダルトンに所属せず、FMHの改革にスキルで貢献したい」と独立性をアピール(TBS NEWS DIG)。 FMHの反対にも「選任に向けて活動する」と意欲的で、株主の心を掴む可能性があります。

菊岡氏の訴えは、FMHの課題にドンピシャ。 2024年度の視聴率はゴールデンタイム6.8%で民放4位、ストリーミング売上は全体の5%未満(推定、日経ビジネス)。 デジタル時代に取り残されたFMHに、「外部視点でのガバナンス強化」は必須です。 シリーズ⑤でホリエモンが「株主総会は人気投票」と語ったように(fukinto.com)、 菊岡氏の論理的な姿勢は、ホリエモンの「外部から大胆な改革者」論とバッチリ合致! 当サイトは菊岡氏の冷静さに共感しますが、ホリエモンの派手な発信力にはやっぱ敵いませんね。

ホリエモンの最新分析:株主総会は「会社側の勝利」?

ホリエモンは6月14日の公式ニュースレターで、FMHの株主総会を鋭く分析(X、@horie_magazine)。 米議決権助言会社ISSがFMH経営陣の11人候補案に賛成推奨し、ダルトンの12人案に反対を表明したことを「勝負がついた」と評価。 それで現時点で、ホリエモンがフジテレビの社長になる可能性はないと言っていいでしょう。以下、彼のニュースレターのポイントを要約します:

  • ISSの影響力ISSはガバナンス強化を重視する機関投資家の助言機関。会社側支持は「大きな意味を持つ」とホリエモン
  • 会社側の強み:澤田貴司氏(元ファミマ社長)の起用、女性取締役登用、相談役制度廃止、港浩一元社長への損害賠償請求など、ガバナンス改革で評価を得ている。清水賢治社長も「まともな人物」と好意的。
  • ダルトンの弱み:北尾氏の記者会見の印象が「今ひとつ」で、票に悪影響。提案に「荒削り感」があると指摘。
  • 個人株主の動向:個人株主の質疑が波乱を呼ぶ可能性を警戒。ホリエモン自身も総会に参加予定。
  • 予測:「大きな波乱はなく、会社側の提案が通る」と予想。

ホリエモンのこの分析、冷静です! シリーズ⑤で「株主としてプレッシャーをかける」と豪語した彼(fukinto.com)ですが、ISSの推奨で現経営陣の優勢を認めつつ、個人株主の動きに注目。 Xでは「ホリエモンいないとか、もっと盛り上げろよ!」とファンが嘆く中(X検索)、 彼の情熱は健在です。 当サイトはホリエモンの洞察にグッときますが、会社側を高評価しすぎじゃない?とやや疑問も。

ホリエモンの情熱:FMH再建の具体策

ホリエモンはFMH株を購入し、総会に参加予定(日経ビジネス)。 6月18日のXポストでは直接言及はありませんが、ニュースレターや過去の発言から、彼のFMH再建策は明確:

  • コンテンツ再生:『笑っていいとも』復活を軸に、YouTubeで短編配信し、若者や海外視聴者を攻略(シリーズ⑤、fukinto.com)。
  • ベンチャー連携:メディア系スタートアップに投資、eスポーツやメタバース番組を開発。
  • ガバナンス改革社外取締役比率を70%超に引き上げ、デジタル専門家を登用(TBS NEWS DIGの菊岡氏に共鳴)。

2024年中居正広スキャンダル(Anime News Network)や、 2025年度純損失20.1億円(Japan Times)を踏まえ、 ホリエモンは「FMHは過去の栄光にしがみつきすぎ」と痛烈批判。 彼のYouTube(登録者180万人超、YouTube)やX(フォロワー250万人超)の発信力で、個人投資家を動かす気満々です!

現経営陣のリード:でもFMHの未来は暗い?

FMHはダルトン案を全否定し、11人候補(清水社長、澤田氏ら)を提案(日経ビジネス)。 シリーズ⑤でホリエモンが「候補6人じゃ足りない!」と突っ込んだ不足は解消されましたが、問題は中身。 ISSやグラスルイス(ダルトン案の北尾氏ら5人に賛成推奨、澤田氏ら2人に反対、Bloomberg)の支持で、現経営陣は優勢。 Xでも「FMHの会社提案に賛成」との声がちらほら(X検索)。 現経営陣、ガチでリードしてます!

でも、現経営陣が勝ってもFMHは引き続き苦しいでしょう。 中居スキャンダルで広告主が400社から90社に激減(Japan Times)、危機管理はグダグダ。 ホリエモンが「泥試合」と斬った中居問題は、第三者委員会報告を「名誉毀損」と反発され、プロデューサー処遇は「宙ぶらりん」(fukinto.com)。 株価も1,500円前後で低迷(5月19日時点)。 当サイトはホリエモンの「FMHは時代遅れ」論に共感。 現経営陣の勝利は、FMHの「緩やかな衰退」を確定させるだけじゃないですか?

FMHの改革の兆し? 不動産スピンオフの噂

FMHは不動産スピンオフを検討中と報じられ(Japan Times)、 ホリエモンは「株主価値を高めるならアリ」と含みを持たせ(X推測)。 相談役制度廃止や損害賠償請求も、ガバナンス改善の兆し。 でも、デジタル化や視聴率回復の具体策は見えず、ホリエモンの提案の方が断然魅力的!

村上ファンドの暗躍:ホリエモンの警鐘

シリーズ⑤でホリエモンが「ハゲタカ」と斬った村上世彰氏の村上ファンド(fukinto.com)。 6月も動向は不透明ですが、Xで「村上さんの動きが胡散臭い」との声(X検索)。 ホリエモンは「株を買って匂わせて売る」手法を「最悪」と批判し、「長期的な企業価値向上」を重視。 当サイトは、このホリエモンの姿勢に共感! 短期利益より未来志向の彼の情熱が、FMHの株主に響いてほしいです。

株主総会の行方:暗雲と一縷の希望

株主総会は現経営陣がリード。 ダルトン案は北尾氏の後退とFMHの反対で苦戦(Bloomberg)。 提案期限(4月下旬)過ぎで候補変更はFMHの同意が必要(会社法第305条)。 北尾氏辞退なら限定的な差し替えは可能ですが(前例:ローゼンワルド氏→水落氏、TBS NEWS DIG)、大逆転は難しい。 Xで「FMHのガバナンス緩すぎ」と批判も(X検索)。

個人的には、FMHを変えるのは「かなり難しい」と感じます。 北尾氏の豹変は、FMHの壁の厚さを物語ります。 でも、菊岡氏の冷静な訴えとホリエモンの情熱が、小さな改革の芽を育てるかも。 ホリエモンの総会での発言、どんな「一撃」になるか、楽しみです!

まとめ:ホリエモン、FMHの火種になれるか?

北尾氏の「腐ってる」発言、菊岡氏の「独立改革」、ホリエモンの「会社側勝利」分析。 FMHの株主総会は、現経営陣のリードで進みますが、未来は暗雲に覆われています。 ホリエモンの情熱――デジタル化、コンテンツ革新、株主価値向上――は、FMHに必要な処方箋。 当サイトは彼を盲信しませんが、FMHを動かしたい彼の熱い想いにグッときます! また、ここ数年という期間で見れば、ホリエモンの社長就任はない訳ですが、将来、ホリエモンの経験や見識をフジテレビが必要とする時期が来るだろうと当サイトでは予測しています。それで次回は、株主総会ホリエモンの最新動向を追います。 FMHの未来、ホリエモンと一緒に追いかけましょう!