可能性0ではない
端的に言って、ホリエモンこと堀江貴文氏がフジテレビの社長になる可能性は0ではない。ただし、今のような状態で、買収ではなく株主提案で、フジテレビの社長になることをホリエモン自身は望んでいるのだろうか。
ホリエモンはフジテレビの社長になりたいのか
答えは「イエス」だ。YouTube「ホリエモンチャンネル」で本人が語っている。田端信太郎氏が、「もし(大株主の)ダルトンから(社長)やってくれと言われたら、なります?」と尋ねたところ、「なる、なる。それはなるでしょ。なりたいよ」と明言したのだ。
(動画の最後の部分 12;00あたり)
ただしこの後、佐藤尊徳氏・井川意高氏との対談では、やや消極的な反応も示しており、ホリエモン自身の気持ちも移り変わりが見える。でも現時点では、やる気ありと考えていいだろう。
ホリエモンがフジテレビの社長になる可能性はある
立花孝志説
ホリエモンを社長に最も強く推しているのが、立花孝志氏。彼の話を聴いていると他の選択肢はないと強気なのですが、そこまで簡単ではないだろう。立花氏自身もメディアの仕事をまたしてみたいようだ。
竹田恒泰説
大株主がホリエモンを推すかどうか
ホリエモンはフジテレビの株式を所有しており、株主総会にも出席する意向を示している。ライブドア事件の時のように、株を買い占めてフジテレビを買収するというスキームは考えていないはずだ。となると、株主総会で、ホリエモンにフジテレビの社長に推して、経営を任せるという議決がなされるかどうかにかかっている。テレビとネットを融合するという、ホリエモンの提唱してきたビジョンはネット、SNSでは広く支持されているものの、大株主はどう考えるか。そこにかかっているだろう。
まとめ
ホリエモンは、今ここで焦るべきではないだろう。社長とか言う肩書ではなくて、むしろ株主としてオールドメディアとネット・SNSの融合を目指すような影響力をまず確保していった方がいい。ライブドア事件の二の舞にならないように、今は株主たちからの「ホリエモンに任せたい」という声をもっと大きくしていく時期ととらえたらいいのではないか。