伝説のデュオ「グレープ」復活!ラジオで語る50周年の軌跡
2023年2月11日、NHKラジオ第1で放送された「グレープありがとうラジオ」。
この番組を聴いて、心を揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。
「グレープ」とは、今から50年以上前の1972年に、さだまさしさんと吉田政美さんが結成したフォークデュオです。「精霊流し」や「無縁坂」など、数々の名曲で一世を風靡しました。
その後ソロ活動で国民的アーティストとなったさだまさしさん。
その原点であるグレープが、デビュー50周年を機に再結成。
相棒の吉田政美さんと共に、音楽や今の心境をいきいきと語る姿は、長年のファンはもちろん、新しい世代の心にも響くものでした。
この記事では、ラジオ番組で明らかにされたグレープ復活の物語と、その後の活動について、情報をアップデートしながらお届けします。
すべては「一夜限り」から始まった
ラジオ番組の中でも語られた、グレープ復活の狼煙(のろし)。
それは、彼らが結成した日である11月3日に開催されたコンサートでした。
グレープのお二人、おはようございます。アナウンサーの江崎史恵です。
さだまさしさんと吉田政美さんが50年前に結成した伝説のデュオグレープ。
去年11月3日一夜限りの復活コンサートを行ないました。
今月にはグレープとして47年ぶりのアルバムがリリースされます。
(番組冒頭・江崎史恵アナウンサーの紹介より)
2022年11月3日、東京の神田共立講堂で行われた「一夜限りの復活コンサート」。
しかし、その熱気は一夜では収まりませんでした。
ファンの熱い声援に応える形で、2023年には「GRAPE 50th Anniversary Tour」として全国ツアーが開催されるという、嬉しいサプライズへと繋がったのです。
47年ぶりの奇跡、ニューアルバム『グレープセンセーション』
コンサートと共にファンを驚かせたのが、実に47年ぶりとなるオリジナルアルバム『グレープセンセーション』のリリースです。
2023年2月15日に発売されたこのアルバムは、単なる懐古的な作品ではありません。
さださんが作詞し、吉田さんが作曲するという、かつての制作スタイルを復活させた新曲。さらに、お互いがそれぞれ作詞作曲した楽曲も収録されており、50年の時を経て円熟した二人の「今」が詰まった一枚となっています。
吉田政美さん(元々は「正美」表記)のメロディメーカーとしての才能が、再びさださんの言葉と出会い、新たな化学反応を起こしているのです。
グレープが駆け抜けた時代と盟友たち
グレープがレコードデビューした1973年前後は、日本の音楽シーンが大きく花開いた時代でした。
当時の熱気を知る上で、同じ時代にデビューしたアーティストを見てみるのも興味深いかもしれません。
こうして見ると、綺羅星のごとき才能が一斉に登場したことがわかります。
多くは解散の道を選びましたが、今もソロとして活躍するアーティストは少なくありません。グレープの二人が「古いだけじゃない」と語るように、彼らの音楽は、この激動の時代を生き抜いた確かな輝きを放っています。
まとめ:これは再結成ではなく「現在進行形」の物語
グレープの50周年プロジェクトは、過去を懐かしむ同窓会ではありません。
それは、伝説のデュオが半世紀の時を超え、再び新しい音を紡ぎ始めた「現在進行形」の物語です。ラジオで語られた二人の飾らない言葉。
全国ツアーで披露された色褪せないハーモニー。
そして、47年ぶりに届けられた新しい歌。
さだまさしさんと吉田政美さん、二人が揃って初めて「グレープ」になる。
その当たり前でありながら奇跡的なアンサンブルを、私たちは今、リアルタイムで体験できるのです。彼らの音楽が、これからどんな景色を見せてくれるのか。次の活動への期待が、自然と高まりますね。
2025年8月最新情報
今年の8月6日には、何と19年ぶりの野外コンサートにグレープとして出演。ホストがさだまさしで、ゲストにグレープというあたりが、さださんらしい。
さだまさし、19年ぶりに野外コンサート
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) August 7, 2025
『夏 長崎から』稲佐山で開催
「被爆90年の年にお互い元気で会いましょう!」https://t.co/J7XJH0s8Nn
🕊️ゲスト
今井美樹、河合勇人、グレープ、湘南乃風
笑福亭鶴瓶、スガ シカオ、立川談春、南こうせつ 他#さだまさし pic.twitter.com/Er7dyaiqS8