糸谷八段が藤井七冠を下す
第10期叡王戦の本戦トーナメント準決勝が本日、関西将棋会館で指されました
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) February 25, 2025
藤井聡太七冠が糸谷哲郎八段に敗れ、全八冠返り咲きが遠のく結果となりました
早々に順位戦A級復帰も決めた糸谷八段は、対藤井戦9戦目にして初勝利
好調ぶりが光りました pic.twitter.com/L7mOd5SxLl
2025年2月25日、大阪府高槻市の関西将棋会館で開催された第10期叡王戦本戦トーナメント準決勝で、藤井聡太七冠が糸谷哲郎八段に100手で敗れました。これまで藤井七冠に8戦全敗だった糸谷八段が初勝利を挙げ、大きな話題となっています。この結果、藤井七冠の今期八冠復帰への道が閉ざされました。
戦型と経過
戦型は横歩取り。振り駒で先手となった藤井七冠が飛車先の歩を突き、糸谷八段が角道を開けて応じた後、横歩取りの展開へ進みました。序盤は藤井七冠が優勢と見られていましたが、中盤で形勢が揺れ動き、終盤に糸谷八段が逆転。最後は鮮やかな寄せで勝利を決めました。AI評価でも終盤に糸谷八段が優位に立ったことが確認されています。
糸谷八段初勝利
これまで藤井七冠との対戦成績は0勝8敗だった糸谷八段にとって、この勝利は大きな意味を持ちます。順位戦A級への早期復帰を決めるなど好調を維持していた糸谷八段が、ついに藤井七冠の壁を破りました。対局後の感想戦でも、糸谷八段の冷静な判断が光っていました。
局後の両者のコメント
糸谷八段(愛称ダニー)は、以前「引退までに1勝したい」と言っていたのですが、本局後は「とりあえず一勝できてよかったです」と笑顔でコメント。勝ちを意識したのは「本当に最後」と振り返り、終盤の集中力が鍵だったと語りました。一方の藤井七冠は「中盤で少し誤算があった」と淡々と敗因を分析。今後に向けた課題を冷静に見つめ直していました。
藤井聡太七冠が25年度内の八冠再挑戦が消滅したことを問われて10秒間沈黙したことよりも感想戦が終わった直後盤側にいらっしゃった見届け人さんにむかいお疲れ様でしたありがとうございましたとしっかり挨拶したことを皆さんに知ってほしいっっ背負ってるものの大きさに押しつぶされない強さと真摯さが
— chado (@chadochatora) February 25, 2025
今後の展望
糸谷八段は準決勝勝利で決勝進出へ大きく前進し、初の叡王戦五番勝負挑戦も視野に入って来ました。決勝は、永瀬拓矢九段対斎藤慎太郎八段の勝者。対する藤井七冠は八冠復帰が遠のいたものの、残るタイトル防衛戦や他の棋戦での活躍が期待されます。本局は、将棋界の勢力図に新たな風を吹き込むきっかけとなるかもしれません。
藤井七冠終盤で逆転され先手番を落とす
藤井七冠は、八冠への道がしばらく閉ざされたことは、周りが騒ぐほど気にしていないでしょう。むしろ、先手番を落としたことと得意の終盤で逆転されたことを修正するぞと意気込んでいるはず。これまでも、藤井七冠はこのような負け方をした後は、きっちりと修正して、さらに強くなってきたので、今後もますます強くなっていくことでしょう。