ふきんとうだより

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藤井聡太名人が名人位3連覇を達成!第83期名人戦第5局の激闘を振り返る

第83期名人戦第5局の結果と対局者インタビュー

2025年5月29日~30日に茨城県古河市のホテル山水で行われた第83期名人戦七番勝負第5局は、藤井聡太名人が永瀬拓矢九段を171手で破り、名人位を3連覇しました。この勝利により、シリーズスコアは4勝1敗となり、藤井名人の防衛が決定しました。

本記事では、この重要な一局の詳細と、対局者たちのインタビューをまとめます。また、両者の通算成績や、将棋ファンからの反応も紹介します。

対局者紹介

藤井聡太名人(22歳、七冠)

将棋界の若き天才。現在、竜王、王将、王位、棋聖、名人、叡王、王座の七冠を保持しており、将棋史上最年少での七冠達成者です。名人戦では今期で3連覇となりました。5期在位で、永世名人となります。

永瀬拓矢九段(32歳)

実力派棋士で、過去に複数のタイトルを獲得しています。藤井名人とはこれまで35局対戦し、藤井が26勝、永瀬が9勝と、藤井が優勢ですが、永瀬も一進一退の激しい戦いを繰り広げています。藤井聡太名人との練習将棋も定期的に行われており、藤井聡太名人と最も多く対局している男と言えるでしょう。

第5局の経過

第5局は2025年5月29日(木)から30日(金)にかけて行われました。初日は角換わり戦法を採用し、67手で永瀬九段が封じ手を行いました。2日目、77手で千日手が成立し、指し直し局に。指し直し局は11時30分から再開され、こちらも角換わりとなりました。後手の永瀬九段が3三角型に組み、中盤ではややリードしましたが、藤井名人が逆転に成功。171手で勝利を収めました。

詳細は、こちらをご覧ください。


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藤井名人のインタビュー

終局後、藤井名人は「足りないものが見えた」と述べ、自身の課題を認識しつつ、勝利を収めたことを喜びました。また、永瀬九段との対局を通じて得た学びを強調し、永世名人(あと2期必要)への意欲を示しました。

さらに、千日手の多さについて「現代将棋の戦法が複雑化しているため」と分析。地元・古河市の名物「甘露煮」を楽しみ、応援に感謝の意を表しました。

将棋ファンの反応

X(旧Twitter)では、実況や結果に対するコメントが多数投稿されました。たとえば、@Jun_miffyさんは「171手の激戦を制した藤井聡太名人が防衛を決め、名人3連覇を達成」と勝利を祝福。@mainichiの公式アカウントは、試合の進行状況をリアルタイムで更新し、ファンに情報を提供しました。

両者の通算成績

藤井聡太名人と永瀬拓矢九段の通算対戦成績は、35局で藤井が26勝、永瀬が9勝です。この結果には最新の第5局の勝利が含まれます。

まとめ

第83期名人戦第5局は、千日手後の指し直し局というドラマチックな展開で決着し、藤井名人の3連覇が確定しました。インタビューからは、藤井名人が自身の成長と永世名人の目標を明確に意識していることが伺えます。一方、永瀬九段の健闘も評価され、今後の対戦にも注目が集まります。両者の通算成績からも、藤井名人の圧倒的な強さが確認でき、今後の将棋界の動向に影響を与えるでしょう。


今後の注目:第96期棋聖戦の展望

藤井聡太名人は6月3日から第96期棋聖戦五番勝負に臨みます。挑戦者は杉本和陽六段で、初のタイトル挑戦となります(日本将棋連盟)。藤井棋聖は6連覇を目指し、永世棋聖の資格(通算5期)はすでに獲得済み。以下は棋聖戦の概要です:

    • 第1局:2025年6月3日(火)、日光市「日光金谷ホテル」
    • 対戦相手:杉本和陽六段(振り飛車党、初タイトル挑戦)
    • 持ち時間:各4時間、1日制
    • 展望:杉本六段は永瀬九段を破り挑戦権を獲得。振り飛車戦法を得意とし、藤井名人の居飛車との戦いになります。

 

杉本六段の初挑戦がどのような戦いを見せるか、藤井名人の連覇記録の更新に注目です。