ふきんとうだより

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王座戦第4局 藤井王座勝利でタイ

将棋界の頂点を争う熱い戦いが、ますます目が離せなくなりました。藤井聡太王座と伊藤匠叡王の同世代ライバル対決は、毎回予想を超えるドラマを生み出します。今回の第4局では、藤井王座がカド番をしのぎ、シリーズをフルセットに持ち込みました。この記事では、本局の興奮を余すところなくお伝えします。最新の情報も加え、将棋の醍醐味を一緒に味わいましょう。

①本局のあらまし

第73期王座戦五番勝負の第4局は、2025年10月7日に神奈川県秦野市の「元湯 陣屋」で行われました。藤井聡太王座(23歳、7冠保持者)と伊藤匠叡王(22歳)の対局です。ここまでの成績は藤井王座が1勝2敗で、カド番を迎えていました。伊藤叡王が勝てばタイトル奪取、藤井王座が勝てばフルセットという正念場です。

対局は午前9時に開始され、99手で伊藤叡王が投了。終局時刻は午後8時4分頃でした。藤井王座の先手番で、戦型は角換わりとなりました。終盤の激しい攻防で藤井王座が優勢を築き、勝利を収めました。これにより対戦成績は2勝2敗のタイとなり、シリーズは最終第5局に持ち越されました。

②戦型と経過

戦型は角換わりで、両者とも得意とする形です。序盤は穏やかに進み、中盤まで互角の形勢が続きました。午前中は44手まで進み、AI評価ではほぼ50%の互角でした。

昼食休憩後、藤井王座が徐々に優位を築きました。55手目で5五歩を打ち、形勢を維持。午後6時頃には藤井王座が80%以上の勝勢に傾き、伊藤叡王の残り時間が20分を切りました。終盤、藤井王座の正確な指し手が光り、99手目4三金で伊藤叡王が投了しました。主催者報道では、藤井王座の終盤力が際立ったと評価されています。

経過のタイムラインは以下の通りです:

  • 午前9時:対局開始、先手藤井王座。
  • 午前12時:44手目、互角。
  • 午後3時:55手目、互角継続。
  • 午後6時:65手目、藤井王座優位。
  • 午後8時4分:99手で終局。

③両者の昼食

昼食は午後0時10分から1時までで、両者とも名物の「陣屋カレー」を注文しました。藤井王座は伊勢海老入りでアイスレモンティー、伊藤叡王ビーフ入りでアイスティーです。主催者のサンスポ報道によると、この選択は対局者の集中力を保つための定番メニューです。

午後のおやつは、藤井王座が「練り切り」、抹茶、オレンジジュース。伊藤叡王が「おはぎ」、アイスコーヒー、オレンジジュースでした。夕食は両者「冷たい天ぷらそば」で、午後6時頃の休憩時に摂りました。これらのメニューは、対局の合間のリフレッシュとして注目を集め、Xでも「陣屋カレー」の写真がシェアされています。

④終局後のコメント

終局後、藤井王座は「カド番をしのげてよかったです。終盤の精度を高めて次に臨みたいです」と振り返りました。伊藤叡王は「序中盤で課題が残りましたが、第五局で巻き返します」と意気込みを語っています。

⑤第五局の予定と展望

第五局は10月28日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われます。振り駒で先後が決まる最終局です。昨年の叡王戦最終局と同じ会場で、伊藤叡王が藤井王座からタイトルを奪った因縁の地です。両者の研究と精神力が鍵になるでしょう。 どちらが勝ってもおかしくないとしか言えないですね。

藤井王座の勝利は、シリーズをさらに盛り上げました。第五局でどんなドラマが生まれるか、皆さんと一緒に応援しましょう。あなたの予想はどちらですか? コメントでシェアしてくださいね。